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NTT、フルHDテレビ電話を可能にするPC用ソフトを開発

公開日 2008/06/09 18:02
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本ソフトが採用したストライプ並列エンコーダー方式の概略図
NTTは、ブロードバンドサービスと市販パソコンだけでフルHD解像度のテレビ電話を可能にする、双方向低遅延H.264準拠HDTVリアルタイム並列ソフトウェアコーデックを開発したと発表した。

開発したソフトのコード名はRISCA264-HD。高速なエンコーダ/デコーダエンジンと、IPパケット送信/受信エンジンから構成され、クアッドコアの3.0GHz程度のCPUを搭載したパソコンなら、フルHD解像度で毎秒30フレームの映像伝送を、自然な会話ができる片方向0.2秒以下の低遅延で実現するという。

また、パケットロスによる映像や音声の劣化を抑制するため、独自のフレーム抑制法を実装。帯域が保証されないIPネットワークサービスでも快適な利用が行えるという。

同社では今後、本ソフトの事業化を検討する方針。また本ソフトは、6月11日から13日まで幕張メッセで開催されるINTEROP TOKYO 2008に展示されるという。

【問い合わせ先】
日本電信電話(株)
サイバーコミュニケーション総合研究所
TEL/046-859-2032

(Phile-web編集部)

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