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ケータイで楽しめる高画質動画サービス「LISMO Video」がスタート − KDDI夏モデル発表会詳報

公開日 2008/06/03 16:49
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(株)KDDI、ならびに沖縄セルラー電話(株)は本日、都内で同社のau携帯電話の08年夏モデルや、動画サービス「LISMO Video」の発表会を開催した。

有機ELディスプレイを搭載した“Woooケータイ”「W62H」やスポーツシーンに最適な小型機種「Sportio」など夏モデル12機種がお披露目されたほか、6月3日より開始する新映像配信サービス「LISMO Video」も紹介された。各製品の詳細については別項でお伝えする。


新モデルの「Sportio」(左)とWoooケータイ「W62H」(右)

12種類のラインナップ
新モデルの製品コンセプトは“Sports”“Change”“Video”。KDDI 取締役執行委員常務 コンシューマ事業統轄本部長 高橋誠氏はこの3つの軸について具体的な説明を行った。


KDDI 高橋誠氏
“Sports”については、同社は今年1月より“au Smart Sports Run&Walk”というアプリケーションを立ち上げスポーツを絡めた新しいライフスタイルを提案している。新ラインナップでは、アディダス ジャパン(株)とコラボレーションを行うことでさらなる強化を図る。具体的には、携帯電話に内蔵されたモーションセンサーを利用した「カロリーカウンター」を待受け画面に表示し、歩行・距離・消費カロリーなどを確認できたり、目標やレベルにあわせたトレーナーメニューがダウンロードできるなどRun&Walkのコンテンツを提供したり、ランニングイベントの実施、ランニング携帯電話ポーチの販売などを実施していく。


トレーナーにはお笑い芸人の庄司さんや歌手のhitomiさんも登場

「Run&Walk」のサービスではユーザーの消費カロリーも計れる
高橋氏は「コラボレーションにより、スポーツライフをもっと豊かに楽しくする取り組みを実現する。これからはお客様に携帯電話だけでなく、スタイルやコンテンツ、利用シーンなど周辺のライフスタイルも含め楽しんでもらいたい」と意気込みを語った。

“Change”について高橋氏は、外装だけでなくメニュー画面など、本体内部のアプリケーションもカスタマイズでき、じぶん仕様の携帯電話を作ることができる“フルチェン”のコンセプトを紹介。“フルチェン”はメイン、カメラ周辺、キー、電池フタの4つのパーツ変更の他に、自分のライフスタイルに合わせてメニュー画面のデザインやボタン操作、コンテンツ等を多様なラインナップの中から選択できる“ナカチェン”を組み合わせた、トータルコーディネートが楽しめる機能。“フルチェン”の設定はauショップおよび一部のPiPitで、スタッフによりサービスを提供していく。“ナカチェン”の設定は無料だが、外装パーツは別途料金が必要となる。価格は未定だが数千円から1万円前後での販売を想定しているという。


フルチェンの概要

ナカチェンでメニュー画面も好みのものに設定可能

ナカチェンの一部ラインナップ


外装もパーツごとにチェンジできる

ラインナップの中にはジャイアンツやのだめカンタービレ仕様も!
続いて説明された“Video”では、6月3日よりスタートする映像配信サービス「LISMO Video (リスモビデオ)」が紹介された。

本サービスを利用するには、総合PCソフト「LISMO Port(ver2.0)」と、LISMO Video専用のストリーミングプレーヤー「LISMO Video Player」のインストールが必要になる。コンテンツはauが運営するポータルサイト「LISMO Port」内新設の、コンテンツ配信サイト「LISMO Video Store」からパソコンで購入できる。購入したコンテンツはパソコン上でストリーミング再生して楽しめるほか、auの対応携帯電話に転送して外出先でも楽しめる。購入したコンテンツは再生期限内であれば何度でも視聴が可能。自宅のパソコンで途中まで視聴して、続きを外出中に携帯電話で観るなど生活スタイルに合わせてコンテンツを楽しめるようになる。

携帯電話への転送は独自の携帯電話専用ファイルによって行われ、au対応機種のみで再生できる。フレームレートは30fps、映像エンコードレートは384Kを実現。フレームレート15fps、エンコードレート225Kのワンセグに比べ、高音質でなめらかな映像の再生を実現する。対応機種は本日発表された新モデルでは、“Woooケータイ” W62H/Sportio/“G’zOne” W62CA/W64SA/“フルチェンケータイ re”/W62T/W62SH/W63SA。既発売モデルではW56T/W54S/W54SA/W61SA/W61T/“Cyber-shotケータイ” W61Sとなる。

コンテンツはサービス開始時にはディスニー、ソニー。ピクチャーズ、20世紀FOX、NBC UNIVERSAL、ワーナーのハリウッド映画会社5社を中心に映画や「HEROS」などの海外ドラマ、アニメなど2,000本を用意。価格は作品によって異なるが、映画やお笑い、アイドルのグラビア映像などが1作品315円から420円(税込)、ドラマが105円から525円(税込)で提供される予定。作品によっては数本をパッケージにして購入することも可能になる。


LISMO Portが充実

外出先でもコンテンツを視聴できる

LISMO Video Storeで配信されるコンテンツ内容
また従来の音楽配信サービス「LISMO」でもコンテンツの拡充を図る。対応機種でダウンロードし「LISMO Port」を介して、ソニーのポータブルオーディオプレーヤー“ウォークマン”へ転送する機能を強化。これまで着うたフルのみの対応だったが、今回新たに10MB程度の音楽ビデオクリップも転送できるようになった。なおビデオクリップの転送は“ウォークマン”A820シリーズのみが対応する。

会場には映画評論家のおすぎさんがゲストで登場。高橋氏にLISMO Videoの映像を紹介されると「映像も音も綺麗でびっくり。アクション物の映画やアニメ、ドラマなどを視聴するのにあっていそう。映画館とはまた別の楽しみ方があると思う」とコメントし、新サービスの魅力をアピールした。

高橋氏からサービスの説明を受け興味津々のおすぎさん

映画館派のおすぎさんも「映像も音もきれい」と満足げな様子


【問い合わせ先】
モバイルソリューション サポートセンター
TEL/0077-7041

(Phie-web編集部)

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