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【営業部長の2008年】ソニーマーケティング 市川直靖氏

公開日 2008/05/27 18:42
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ソニーマーケティング(株)デジタルイメージングマーケティング部 統括部長 市川直靖氏
おまかせ機能の充実を図り
シフトするニーズに応える


「デジタルカメラはコモディティ化が進み需要の大部分が買い替え、買い増しによるものです」と切り出す市川氏。またお客様のニーズは「高機能、多機能であること以上に、簡単にキレイな写真が撮れるということが重視されてきています」と指摘する。

そのような潮流を受け、今春に市場投入した“サイバーショット”DSC-W170/T300には、夜景も逆光も自動でキレイに撮影できる「おまかせシーン認識」機能を新たに搭載。被写体の笑顔を感知しシャッターが自動で切れる「スマイルシャッター」機能も、子供と大人の顔を自動判別できるように進化させ、より使い勝手を向上させた。

「新機種では“まかせなサイバーショット”をキャッチコピーに掲げ、おまかせシーン認識を全面に打ち出した広告プロモーションを展開していきます。また店頭では気軽にスマイルシャッターの効果を試せる什器も用意し、広告と店頭での体感が連動するような展開を図っていきます」。

さらに、デジタル一眼レフ“α”は、エントリー機となるα350、α200を発売。「お陰様でα350に搭載したクイックAFライブビューが好評です。コンパクトからのステップアップユーザー増加に伴い、コンパクトと同様の使い勝手が支持されています。今後も、体験できる売り場提案に注力し、デジタル一眼レフの“高い・重い・難しい”というイメージを打破していきたい。年内には最上位機の投入も予定しているので、ご期待ください」。
 
一方、ビデオカメラ市場については、購入者の6割が子供のイベント撮影を購入の動機としていることから「少子高齢化の影響をまともに受けています」と分析。昨年の夏から“毎日がスペシャル♪”をキャッチコピーにプロモーションを展開するが、“普段撮り”の訴求をさらに推し進めるため、長時間録画が可能なHDDタイプに注力。2月にはHDR-SR12/SR11を新たにラインナップに追加した。

「いつも傍らにハンディカムを置いて、もっと手軽に動画撮影を楽しんでいただきたい。動画でないと残せない感動もあるはずです。その想いをより多くのお客様に伝えるためにも“毎日がスペシャル♪”のプロモーションには継続して取り組んでいきます。今後は新しい購入動機を創造していくような施策も展開し、ビデオカメラのリーディングメーカーとして、市場の活性化に貢献していきたいと考えています」。

(Senka21編集部)

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