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ソニー、スロバキア・ニトラ工場の液晶テレビ生産能力を増強 − 欧州向け供給力を拡大

2008/04/30
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ソニーは、スロバキア共和国 ニトラ市にて2007年8月から稼働している液晶テレビ工場の生産能力を増強。同社の欧州向け液晶テレビ生産の拠点とすることを発表した。

ニトラ工場の外観

液晶テレビ製造ライン

ニトラ工場はこれにより年間生産能力を、2007年度の約200万台から、2008年12月末までに約400万台へと増強。欧州独自の「E4000シリーズ」を筆頭に、欧州向け主要製品ラインナップのほぼ全てを生産する。さらに、生産したテレビの出荷・販売を支える物流センターも同敷地内に建設中で、2008年秋に稼働開始を予定しているという。

本件についてソニー(株)代表執行役社長 兼 エレクトロニクスCEO 中鉢良治氏は「ソニーのエレクトロニクス事業成長の上で液晶テレビは最大の鍵を握る製品。欧州は“BRAVIA”事業にとって最大の市場であり、今回のニトラ工場の生産能力増強は、世界一のテレビメーカーを目指していくうえでの重要なステップだ」とコメント。さらに、ソニーヨーロッパ 社長 西田不二夫氏も「欧州市場の各国において、“BRAVIA”の売り上げは現在も二桁成長を続けている。拡大する需要の中でビジネスをさらに成長させていくためには、欧州内での生産・供給体制の強化が欠かせない」とし、今回の生産能力増強により、欧州全域でのシェア拡大を狙う考えを示した。


(Phile-web編集部)

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