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サイバーリンク、日本市場での戦略説明会を開催 − 最新ソリューションのデモも

公開日 2008/02/14 17:03
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サイバーリンク(株)は本日、日本市場に於けるビジネス戦略についての記者発表会を開催した。

発表会の冒頭にはサイバーリンク社 CEOのアリス・チャン氏が登壇。同社のこれまでの歩みと今後の展開戦略について説明を行った。


サイバーリンク社 アリス・チャン氏

2000年に台湾株式市場に上場してから堅調な伸びを記録している

主なPCベンダーに製品を提供していることをアピールした
1996年、国立台湾大学教授のJau Huang氏を中心に台湾で設立された同社は、現在台北を始めカリフォルニア、東京、北京などに支社を構え、従業員数600名を抱えている。チャン氏は「雑誌『Forbes Asia』でも成長中のアジア中小企業として取り上げられた。ソニー、DELL、レノボなど、世界中の殆どのPCベンダーに向けて製品を提供しており、競合他社と比較しても我々の企業価値は非常に高いと言えるだろう」と自信を示した。

また、今後の展開戦略について重要なのは「イノベーション」であると強調。映画をはじめとするプレミアムコンテンツの視聴・作成・共有が可能なソリューションを提供し、PCや携帯電話、モバイル端末など様々な機器間でコンテンツを共有する「Connected Digital Lifestyle」を提唱。多くのユーザーにオーディオビジュアルの楽しみを提供していきたい、と語った。

続いてサイバーリンク(株)代表取締役社長の尾藤伸一氏が、同社最新ソリューションのデモンストレーションと説明を行った。

サイバーリンク(株)尾藤伸一氏

尾藤氏は日本市場について「世界で最も興味深いマーケット」とコメント。高速通信のインフラ整備とデジタル放送の普及が同時進行している状況は、世界でもあまり例を見ないという。今回デモが行われたのは「Media Server」「SoftDMA」を使用して実現するデジタルホームソリューションだ。「Media Server」をインストールしたPCやDLNA対応レコーダーに録画した動画/メディアコンテンツを、UPnP/DLNA経由でプライベートルームのテレビやメディアプレーヤー「SoftDMA」をインストールしたパソコンで簡単に視聴することができる。

「Media Server」「SoftDMA」を使用して構築可能なホームネットワークのイメージ

メディアプレーヤー「SoftDMA」の使用イメージ

PCに録画した番組をLANを経由しテレビで視聴することも可能だ

また、「CyberLink Live」の説明も行われた。これは、同ソフトをインストールしたPCに保存されたコンテンツを、インターネット経由で外出先の端末から視聴できるというもの。「これまでコンテンツを共有する際は動画をサーバーにアップロードする必要があったが、アップに時間がかかる、観て欲しい人以外の目にも触れてしまうなどの問題があった。しかしCyberLink Liveを使用すれば、自宅PCをメディアサーバーとして利用でき、世界中のどんな場所からでも自宅PCのメディアファイルにダイレクトアクセスしてコンテンツをシェアすることが可能だ。例えば海外出張中に、滞在先のホテルから自宅のPCに録画した番組を楽しむなどのスタイルも実現できる」(尾藤氏)という。

「CyberLink Live」のイメージ

「これらのソリューションを使えば、ひとつのソースを家庭内のいろいろな部屋で楽しむことができる。これからもサイバーリンクはリモートメディア文化をリードしていきたい」と抱負を述べた。

(Phile-web編集部)

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