シャープ、最薄部3.44cmの超薄型AQUOS“Xシリーズ“ 3機種を発売

2008年01月24日

46V型「LC-46XJ1-B」
シャープは、超薄型を実現した液晶AQUOS「Xシリーズ」3機種を3月1日に発売する。

価格と発売日は以下の通り。

 ・46V型「LC-46XJ1-B」¥OPEN(予想実売価格48万円前後)
 ・42V型「LC-42XJ1-B」¥OPEN(予想実売価格43万円前後)
 ・37V型「LC-37XJ1-B」¥OPEN(予想実売価格35万円前後)

■厚さ3.44cmのディスプレイ部


薄型化のために様々な新技術を開発
Xシリーズは、最薄部が3.44cmと、日立“Wooo"UTシリーズの3.5cmをわずかに下回り、業界最薄を謳っている。なお、最厚部で比較すると、Xシリーズの3.85cmに対してUTシリーズは3.9cmと、ほぼ同等となっている。この点についてシャープの説明員は、「意識しなかったと言えば嘘になる」と述べ、開発にあたってUTシリーズの薄さが念頭にあったことを明らかにした。

ディスプレイ部とチューナー部を分離したセパレート構成を採用。ディスプレイ部の質量は46V型が約22kg、42V型が約19kg、37V型が約15.5kg。ディスプレイ部の入力端子はHDMIとAC電源のみ。

ディスプレイ部の薄型化は、新規パネルを採用し、バックライト光学系を独自新開発するなど、液晶モジュールを従来品に比べて約50%低減させたこと、また電源など様々な部品の低背化を進めたことにより実現した。液晶モジュールと回路系は、それぞれ従来比50%程度の厚さになった。なお、バックライトを薄くすると輝度ムラが起きやすくなるが、パターン拡散板や輝度の均一性を高める光学シートを新たに開発することで対処したという。

また放熱についても、3次元シミュレーション解析により最適レイアウトを実現し、自然対流構造とすることでファンレスを実現している。

ディスプレイ部の解像度は全サイズとも1,920×1,080。120Hz駆動にも対応している。パネルのネイティブコントラストは2,000対1で、リビングコントラストは900対1。視野角は上下/左右とも176度。

高画質技術として、新開発の「なめらか高画質」を搭載。なめらか高画質は、バックライトの明るさと液晶の開口率の双方を最適制御する技術と、「12ビットBDE」の総称。


バックライト光量と開口率を制御する技術を搭載
バックライト/液晶開口率の最適制御技術では、映像信号をシーンごとに輝度ヒストグラムを用いてリアルタイムに分析し、同社独自のアルゴリズムにより、バックライトの明るさと液晶の開口率の双方を最適制御する。同種の技術はこれまでも同社製液晶テレビに搭載していたが、それを進化・発展させたのだという。

暗いシーンや中間調のシーンなどではバックライトの光量が低減し、同時に液晶パネルの開口率を制御する。これにより、暗いシーンでも奥行きのある映像表現が可能になる、としている。また、暗いシーンではバックライト光量が低減するので、省エネにもつながる。バックライト光量や開口率の制御のステップや反応時間などは非公開とのことだが、光量が変化したことがほとんど知覚できないよう、綿密にチューニングしたとのこと。なお、この機能を用いて、テレビセットとして表現できるコントラスト比は、ダイナミックモード時で15,000対1となる。

もうひとつの「なめらか高画質」技術である「12ビットBDE」は、人の視覚特性を利用した同社独自のアルゴリズムにより、RGBの各色を12ビット相当の階調に拡張して表示するというもの。特に青空や夕焼けなどのグラデーション部分などを、滑らかで自然に表現することができるという。

薄型ながら左右あわせて3ウェイ8スピーカーを搭載

Xシリーズのリモコンはブラック

12ビットBDEの概念図

薄型ながら、音質にも配慮している。スピーカーはアンダータイプで、薄型の3ウェイ8スピーカーを新開発。アンプは同社おなじみの1ビットデジタルアンプだ。

同社ではディスプレイ部の薄さを活かし、様々な設置方法を提案。ディスプレイ部の背面にはアルミパネルがあしらわれ、後ろから見たときの美しさにもこだわった。またオプションとして、ディスプレイ部が浮いているように見えるフローティングスタンド「AN-46BR1」や、スタンド調のケーブルカバー「AN-46WC1」、チューナー部を収める専用のラック「AN-46TR1」なども発売する。さらに、壁掛け金具「AN-52AG7」も用意され、壁掛け設置を促している。

42V型をスタンド調のケーブルカバー「AN-46WC1」を使って設置したところ

スタンド調のケーブルカバー「AN-46WC1」の拡大写真

37V型モデルをフローティングスタンド「AN-46BR1」で設置したところ


背面にはアルミパネルをあしらっている

チューナー部を収納するラックも用意

■チューナー部とディスプレイ部はワイヤレス接続も可能


チューナー部。本体前面のカバーを開けるとHDMI入力などが現れる

背面端子部。DVI-I入力やi.Link2系統などを装備
チューナー部には、地上アナログ、地上/BS/110度CSデジタルチューナーを搭載したほか、入力端子はHDMI3、D5端子3、S2ビデオ1、ビデオ3、DVI-I端子1系統をそれぞれ装備。HDMI入力端子は「AQUOSファミリンク」にも対応している。ほかにi.Link端子2系統、ディスプレイ部との接続用のHDMI出力1系統を装備する。

EPGやGUIはこれまでのAQUOSと同様。EPGは縦方向にチャンネル、横方向に時間を表示するレイアウトのほか、新聞のテレビ欄と同じレイアウトも用意。この場合最大9チャンネルを表示できる。

オプションで用意されるワイヤレス送信ユニット。受信ユニットもほぼ同じサイズになるという

チューナー部とディスプレイ部は、標準ではHDMI端子で接続するが、オプションでワイヤレス伝送システム「AN-AV500」も3月に発売する。価格は未定だが、9万円前後での販売を想定している。5GHz帯を用い、非圧縮で映像を伝送する。伝送距離は約20mだが、部屋間の伝送は行えない。5GHz帯というと、IEEE802.11nやUWBと同じ周波数帯だが、本機はそれ以外の方式を採用しているとのこと。

そのほか、消費電力の削減も実現。46V型では、ディスプレイ部とチューナー部の合計消費電力が304Wで、年間消費電力は215kWh/年。2008年度の省エネ基準の達成率は164%としている。

【問い合わせ先】
シャープ(株)
お客様相談センター
TEL/0120-001-251

(Phile-web編集部)
新着記事を見る
  • ブランドSHARP
  • 型番LC-46XJ1-B
  • 発売日2008年3月1日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格48万円前後)
【SPEC】
<ディスプレイ部>●画面サイズ:46V型 ●画素数:1,920×1,080 ●コントラスト:2,000対1 ●接続端子:HDMI入力1、AC入力1 ●消費電力:271W ●外形寸法:111.4W×74.6H×3.85Dcm ●質量:約22.0kg
<チューナー部>●受信チャンネル:地上アナログ、地上/BS/110度CSデジタル、CATV ●主な接続端子;HDMI入力3、D5入力3、S2入力1、ビデオ入力3、DVI-I入力1、モニター出力1、ヘッドホン出力1、光音声出力1、i.Link他端子2、HDMI出力1 ●消費電力:33W ●外形寸法:43W×7.1H×31.8Dcm ●質量:約4.7kg
  • ブランドSHARP
  • 型番LC-42XJ1-B
  • 発売日2008年3月1日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格43万円前後)
【SPEC】
<ディスプレイ部>●画面サイズ:42V型 ●画素数:1,920×1,080 ●コントラスト:2,000対1 ●接続端子:HDMI入力1、AC入力1 ●消費電力:223W ●外形寸法:102.4W×69.5H×3.85Dcm ●質量:約19.0kg
<チューナー部>●受信チャンネル:地上アナログ、地上/BS/110度CSデジタル、CATV ●主な接続端子;HDMI入力3、D5入力3、S2入力1、ビデオ入力3、DVI-I入力1、モニター出力1、ヘッドホン出力1、光音声出力1、i.Link他端子2、HDMI出力1 ●消費電力:33W ●外形寸法:43W×7.1H×31.8Dcm ●質量:約4.7kg
  • ブランドSHARP
  • 型番LC-37XJ1-B
  • 発売日2008年3月1日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格35万円前後)
【SPEC】
<ディスプレイ部>●画面サイズ:37V型 ●画素数:1,920×1,080 ●コントラスト:2,000対1 ●接続端子:HDMI入力1、AC入力1 ●消費電力:180W ●外形寸法:91.5W×63.4H×3.85Dcm ●質量:約15.5kg
<チューナー部>●受信チャンネル:地上アナログ、地上/BS/110度CSデジタル、CATV ●主な接続端子;HDMI入力3、D5入力3、S2入力1、ビデオ入力3、DVI-I入力1、モニター出力1、ヘッドホン出力1、光音声出力1、i.Link他端子2、HDMI出力1 ●消費電力:33W ●外形寸法:43W×7.1H×31.8Dcm ●質量:約4.7kg