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松下電器、“新ユニフィエ”搭載の超コンパクトムービーを発売 − 顔認識機能も採用

公開日 2008/01/09 16:28
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HDC-SD9(左)とHDC-HS9(右)
松下電器産業(株)パナソニックマーケティング本部は、1920×1080iのフルHD記録に対応するハイビジョンムービー2機種を発売する。それぞれ独自のシステムLSI「UniPhier(ユニフィエ)」を採用することで小型・軽量化を実現。便利なおまかせ顔認識機能を搭載している。


SDカードムービー「HDC-SD9」

HDD/SDハイブリッドムービー「HDC-HS9」
今回発売するのはSDカードムービーの「HDC-SD9」と、HDD/SDカードへのハイブリッド記録に対応する「HDC-HS9」。発売時期は2月上旬を予定しており、それぞれ価格はオープンだが、ともに130,000円前後で販売される見込みだ。


今回採用された新世代システムLSI「UniPhier XP」
本機に採用された65nmプロセス採用の新世代システムLSI「UniPhier XP」では、フルハイビジョン映像のリアルタイムエンコードなど映像・音声記録に関わる各種機能を従来の4チップから1チップに集約し、基板の小型化を実現。SD9ではそれぞれ従来機との比較で約81%となる、質量約275g、体積約295ccのコンパクト化を果たしている。HS9についても、質量約390g、体積約398ccという、HDD搭載のハイビジョンビデオカメラとして世界最小最軽量サイズを実現している。

また「UniPhier XP」ではH.264 High Profile記録にも磨きがかけられており、「HAモード(17Mbps)」、「HGモード(13Mbps)」、「HXモード(9Mbps)」の3モードで1920×1080i画素のフルHD記録が可能になった。このほかに1440×1080iの「HEモード」も選択できる。ハイブリッドタイプのHS9は、両方の記録媒体に4モードで記録が行える。本体にはパナソニックハリウッド研究所(PHL)におけるBD-Videoのオーサリングで培ったという、MPEG-4 AVC/H.264 High Profileの高画質圧縮技術を基礎に、ビデオカメラ専用にチューニングを施した新高画質エンジンを搭載。ほかにもDIGAシリーズやムービーで培ってきたリアルタイム高精度符号化制御技術を採用し、情報量豊かな画質と、低ビットレートでも動きや変化に強い映像の記録を可能にしているという。

動画撮影時には本体搭載の「おまかせ顔認識」機能が働き、被写体の中から人物の顔をカメラが自動検出し、顔を明るくきれいに撮影することができる。また、1/60秒単位でのリアルタイム顔認識を実現する専用LSIを搭載。同社デジタルカメラにも採用されている機能を、ムービー独自のアルゴリズムでアレンジしたことで、AE制御/コントラスト補正/美肌制御が自動的に行なえる。被写体の顔認識は同時に5人まで対応する。

撮像素子はハイビジョン記録に対応した1/6型「テルニオン3CCD HD」を採用。「HDクリスタルエンジン」には、2次元YCノイズリダクションやレンズ・CCDの特性を最大限に引き出すオプティカル特性制御などを搭載する。レンズユニットは8群12枚、14面マルチコートのライカディコマーレンズを採用したほか、手ぶれ補正機能「アドバンスドO.I.S」も前モデルに引き続き搭載されている。


本体には2.7型ワイド液晶モニターを搭載(写真はSD9)

本体には5.1chサラウンド記録が可能なマルチマイクを搭載
また、こだわりの撮影をサポートする機能として、映画のフィルムカメラと同等となる毎秒24コマのプログレッシブ撮影が可能な「24Pデジタルシネマ機能」や、2.1メガの高画素で1秒間に24コマの連写撮影ができる「HD高速連写機能」、5.1chサラウンド記録が可能なマルチマイクも採用している。

ビデオカメラで撮影したハイビジョン映像は、同社製のAVCHD対応機器を使用して、簡単に再生・保存ができる。薄型テレビ「VIERA」は本体にSDカードスロットを搭載し、SDカードスロットからのフルハイビジョン映像のダイレクト再生に対応する。また、同社から1月25日に発売されるHDMIミニケーブル「RP-CDHM15(1.5m)/RP-CDHM30(3.0m)」を使って、SD9/HS9を始めとするHDMIミニジャック採用のHDムービーと、テレビのHDMI端子を直接つないでハイビジョンムービー再生を楽しむことも可能だ。


HDMIミニケーブル「RP-CDHM15(1.5m)/RP-CDHM30(3.0m)」
ビデオレコーダー“DIGA”の対応機種「DMR-BW900/BW800/BW700/XW300/XW200V/XW100」では、SDカードに記録した映像を本体内で簡易編集、またはMPEG2変換してHDD/BDディスク/DVDディスクに残すこともできる。またビデオカメラ本体と、同社製の“DVDバーナー”「VW-BN1」(関連ニュース)をミニAB USB接続ケーブルで接続すれば、本体のボタンを押すだけでSDカード/HDDからDVDディスク(DVD-RAM/-RW/-R/-R DL)へフルハイビジョン映像が簡単にダビングできる。ダビングしたDVDは、ビデオカメラを介してテレビにつなぎ、再生を楽しむこともできる。なお、HDD/SDのハイブリッドカメラであるHS9では、本体内でHDDとSDカード間でハイビジョン映像のダビングを行うことが可能だ。

本体に付属する映像管理・再生ソフト「HD Writer 2.5J for HDC」では、PCへの動画の取り込みや、DVDディスク作成、シーンの簡易編集や静止画切り出しなどが行える。対応するOSはWindows Vista/XP/2000。

その他、SDカードムービーのSD9には8GのSDHCカードが同梱される。

【問い合わせ先】
お客様ご相談センター
TEL/0120-878-365(フリーダイヤル)

(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドPANASONIC
  • 型番HDC-SD9
  • 発売日2008年2月上旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格130,000円前後)
【SPEC】●記録メディア:SDメモリーカード(2Gまで)/SDHCメモリーカード(16Gまで) ●映像圧縮方式:MPEG4 AVC/H.264 ●音声方式:Dolby Digital (Dolby AC3)/5.1ch ●撮像素子:1/6インチCCD 固体撮像素子 総画素56万×3 ●有効画素数:動画・静止画 52万×3(16対9) ●レンズ:焦点距離(35mm換算)…自動絞り10倍電動ズーム F1.8〜2.8 ●ズーム:光学10倍/デジタル25倍/スーパーデジタル100倍 ●液晶モニター:2.7型ワイド液晶モニター(約30万画素) ●外形寸法:約65W×67H×126Dmm(突起部含む) ●質量:本体約275g、撮影時質量約337g(付属バッテリー、SDHCメモリーカード含む)
  • ブランドPANASONIC
  • 型番HDC-HS9
  • 発売日2008年2月上旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格130,000円前後)
【SPEC】●記録メディア:HDD(60GB)/SDメモリーカード(2Gまで)/SDHCメモリーカード(16Gまで) ●映像圧縮方式:MPEG4 AVC/H.264 ●音声方式:Dolby Digital (Dolby AC3)/5.1ch ●撮像素子:1/6インチCCD 固体撮像素子 総画素56万×3 ●有効画素数:動画・静止画 52万×3(16対9) ●レンズ:焦点距離(35mm換算)…自動絞り10倍電動ズーム F1.8〜2.8 ●ズーム:光学10倍/デジタル25倍/スーパーデジタル100倍 ●液晶モニター:2.7型ワイド液晶モニター(約30万画素) ●外形寸法:約75W×74H×126Dmm(突起部含む) ●質量:本体約390g、撮影時質量約450g(付属バッテリー、SDHCメモリーカード含む)