HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
2007年06月25日
デノン、AVアンプの新フラグシップ「A1HD」シリーズを発表
デノンは同社AVアンプの新しいフラグシップモデルに位置づけられる「A1HD」シリーズを発表した。セパレート筐体の「AVP-A1HD」「POA-A1HD」、ならびに一体型の「AVC-A1HD」がラインナップする。各機種の発売時期と価格、その他詳細についてご紹介していこう。
■AVプリアンプ「AVP-A1HD」/10月下旬発売/¥735,000(税込)
![]() |
AVP-A1HD |
今回のフラグシップモデルが共有する4つの進化のポイントは「高音質・高画質の追求」「豊富な接続性」「将来への発展性」「ユーザーフレンドリーな操作性」にある。
高品位な音質・画質を実現するための要素として、はじめに挙げられるのが独自の高音質サラウンド再生回路「DDSC-HD」の搭載だ。こちらは同社の既存AVアンプのフラグシップモデルである「AVC-A1XV」に採用されている「New D.D.S.C.(Dynamic Discrete Surround Circuit)」デジタル回路をさらに発展させたもので、最新の高品位HDフォーマットの音声を“コンテンツ製作者の意図をありのままに再現”するための、高品位なサウンド再生を可能にしているという。
![]() | ![]() |
AVP-A1HDのブロックダイアグラム | AVP-A1HDの内部構造 |
また振動による音質への影響を徹底して抑えるため、防振構造の見直しも行われている。振動の発生源となるパワートランスはトランスプレートを介してボトムシャーシに固定されている。またラジエーターもフットの間近に直付けすることにより、パワートランスなどの他の震動源との干渉を抑えこむなど、各パーツの取り付けや配置についても内外部振動の影響を排除するために必要な、様々な手段が講じられている。
デコーダー部には高性能32bitフローティングポイントタイプのDSPを3基採用。最新型DSPの処理能力を活かして、複雑な信号処理やハイスピードな信号にも余裕を持った対応を実現している。また192kHz/24bitの高性能DAコンバーターや192kHz/24bitの処理能力を持つDIRとADコンバーター、さらにこれらのデジタルデバイスを制御し、かつ高速信号処理を行う大容量FPGAを採用している。
また高性能なDA変換を実現するために、マスタークロックの純度を高める工夫も随所に凝らされている。高剛性の多層基板を用いて電源とグランウンド電位の安定化を図るとともに、FPGAデバイスにより配線を最短・最適化している。さらにDAコンバーター近くで高精度PLLを用いたマスタークロックの再生成を行うことにより、残留ジッターを最小限に抑え、輪郭のクリアな高音質再生を可能にしている。
各チャンネルにはデノンのHiFiオーディオで定評のある、同社オリジナルのビット拡張技術「Advanced AL24 Processing」を搭載。オリジナルデータを損なうことのない自然な補間処理を行うことを可能にしている。また各チャンネルダブルディファレンシャルで動作するDAコンバーターとあいまって、音楽の持つ微妙なニュアンスや、演奏者の位置、会場のステージ感や空間情報などがより自然に再現できるようになっているという。
![]() | ![]() |
AVP-A1HD/AVC-A1HDが採用する電源部の各パーツ | 同社ハイエンドオーディオ機器も採用する「Advanced AL24 Processing」を搭載 |
本機はまた、最新のver.1.3a対応HDMIを装備し、ドルビーTrueHDやDTS-HD(Master Audio/High Resolution Audio)、ドルビーデジタルプラスなどの次世代サラウンドフォーマットに対応するデコーダーも搭載している。
![]() |
AVP-A1HD 背面端子部 |
映像系のスペックとしてはまた、同社のDVDプレーヤー最上位機である「DVD-A1XVA」にも搭載された高性能10bit I/Pコンバーター「REALTA」を搭載する。HDMIでの1080p出力にも対応する高性能ビデオスケーラーとしての機能をはじめ、10bit演算による高性能プロセッシングにより、ピクセル単位で精度の高いI/P変換を実現する。また映像信号用に216MHz/12bit高性能ビデオDACが採用されている。その他、アナログからHDMIへのビデオコンバージョン機能も搭載した。
その他にも圧縮オーディオファイルの再生時には、圧縮によって失われた音声情報を保管し、音のトータルバランスを崩さずに再生する独自技術「Compressed Audio Restorer」により、高品位なサウンドを実現している。
![]() | ![]() | ![]() |
本体にワイヤレスロッドアンテナを装着して無線LANに接続できる | ネットワーク機能も搭載した | 圧縮オーディオの高品位再生を可能にする独自技術「Compressed Audio Restorer」を採用 |
![]() | ![]() | ![]() |
AVP-A1HDのリモコン | GUIも新レイアウトを採用し視認性を高めた | オートセットアップ機能も採用。専用マイクはデザインを一新した |
■パワーアンプ「POA-A1HD」/10月下旬発売/¥735,000(税込)
![]() | ![]() |
POA-A1HD | POA-A1HD 背面端子部 |
オーディオアンプとしての実力を最大限に発揮するため、パーツやラジエータなどはチャンネルごとに独立で搭載したディスクリートモノラル構成となっている。
メイン電源部はパワーアンプ部専用の大型トランス、大容量高音質ブロックコンデンサー、大容量整流ダイオードにより構成され、安定した電源供給を実現している。さらに大型トランスをL/Rそれぞれに2個ずつ独立させるとともに、トランスの2次側から各チャンネルを完全独立させた構成をとることで、回路間の干渉を抑え、高音質再生を可能にした。
パワートランスやラジエーターをはじめとするパーツの取り付けや配置については「AVP-A1HD」同様のダイレクトメカニカルグランド設計を採用し、内外部の振動による音質への影響を徹底的に排除している。
「AVP-A1HD」との組み合わせにより、搭載する全10chのパワーアンプを効率的に活用し、様々なリスニング環境に対応できるパワーアンプアサイン機能を採用。10チャンネルを好みに合わせて自在に割り当てられる。また全チャンネルにXLR、RCAそれぞれの入力端子も搭載している。
■AVアンプ「AVC-A1HD」/10月下旬発売/¥598,500(税込)
![]() | ![]() |
AVC-A1HD | AVC-A1HD 背面端子部 |
パワー部は7.1ch対応とし、実用最大出力は245W/ch(6Ω)。Wi-Fi対応のネットワーク機能や独自技術「Compressed Audio Restorer」による圧縮オーディオの高音質再生も可能だ。「AVP-A1HD」に採用されているXLR入出力は省略されている。
【問い合わせ先】
デノン コンシューマー マーケティング
TEL/03-6731-5540
(Phile-web編集部)
製品詳細
| ジャンル | アンプ |
|---|---|
| 名称 | AVプリアンプ |
| ブランド | DENON |
| 型番 | AVP-A1HD |
| 発売日 | 2007年10月下旬 |
| 価格 | ¥735,000(税込) |
|
・デノンのホームページ | |
【SPEC】●オーディオ入力:ステレオRCA×11、8ch外部入力×1、光デジタル×5、同軸デジタル×4、BNCデジタル×2、DENON LINK×1、USB×2、XLR×1 ●オーディオ出力:プリアウト16ch、レックアウト×3、光デジタル出力×4、XLRプリアウト×12 ●映像入力:HDMI×6、BNC×1、D5×2、コンポーネント色差×3、ビデオ×8、Sビデオ×8 ●映像出力:HDMI×2、BNC×1、D5×1、コンポーネント色差×1、ビデオ×6、Sビデオ×5 ●その他端子:イーサーネット×1、ドックコントロール端子×1、RS232C×2、トリガー出力×4、ロッドアンテナ×1 ●外形寸法:434W×217H×500Dmm(アンテナ含まず)
| ブランド | DENON |
|---|---|
| 型番 | POA-A1HD |
| 発売日 | 2007年10月下旬 |
| 価格 | ¥735,000(税込) |
|
・デノンのホームページ | |
【SPEC】●実用最大出力:300W×10ch(4Ω)、150W×10ch(8Ω) ●外形寸法:434W×280H×530Dmm
| ブランド | DENON |
|---|---|
| 型番 | AVC-A1HD |
| 発売日 | 2007年10月下旬 |
| 価格 | ¥598,500(税込) |
|
・デノンのホームページ | |
【SPEC】●定格出力:150W×7ch(8Ω) ●実用最大出力:245W×7ch(6Ω) ●オーディオ入力:ステレオRCA×11、8ch外部入力×1、光デジタル×5、同軸デジタル×4、BNCデジタル×2、DENON LINK×1、USB×2 ●オーディオ出力:プリアウト16ch、レックアウト×3、光デジタル出力×4 ●映像入力:HDMI×6、BNC×1、D5×2、コンポーネント色差×3、ビデオ×8、Sビデオ×8 ●映像出力:HDMI×2、BNC×1、D5×1、コンポーネント色差×1、ビデオ×6、Sビデオ×5 ●その他端子:イーサーネット×1、ドックコントロール端子×1、RS232C×2、トリガー出力×4、ロッドアンテナ×1 ●外形寸法:434W×217H×500Dmm(アンテナ含まず)
関連記事
- デノン、HDMI 1.3a搭載のエントリーAVアンプ「AVC-2308/1508」を発売[2007/06/25]
- 【速報】デノン、セパレート型フラグシップモデルを含むAVアンプ新製品7モデルを発表[2007/06/25]
- 【山之内 正の独HIGH ENDショーレポート】デノン、HDMI 1.3搭載セパレートAVアンプ「AVP-A1HD」「POA-A1HD」など公開[2007/05/21]
- デノン、映像機能を向上させたミドルクラスAVアンプ「AVC-1930」を発売[2006/09/15]
- デノン、自動音場補正やiPod連動機能も装備したエントリーAVアンプを発売[2006/07/25]
- デノン、HDMI1080p入出力に対応したミドルクラスAVアンプ「AVC-2920」[2006/02/27]
- デノン、ホームネットワーク機能のほか1080p対応HDMIやiPod端子も搭載したAVアンプ[2005/10/20]
- デノン、新ルームEQ機能など備えたAVアンプ「AVC-3920」[2005/09/21]
- デノン、全7ch同一クオリティを実現したAVアンプのエントリーモデルを発売[2005/08/08]
- デノン、フラグシップのサウンドを受け継いだAVアンプ「A11XV」を発売[2005/04/11]











































