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いつでもどこでもカラオケを楽しむ −「iKaraoke」と行くドライブツアー

2007/02/19
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楽しいひとときには歌がつきもの。CDに合わせて歌うのも勿論楽しいのだが、カラオケと比較した場合爽快感は劣る。何故かというと、メインボーカルにかき消されて自分の声があまり聴こえないから。かといってカラオケボックスに行くのもおっくうだし…。気軽にどこでもカラオケが歌えたら楽しいだろうな、と思うことがしばしばある。

そんな人にお薦めしたいのが、フォーカルポイントコンピュータ(株)が発売する「iKaraoke」だ。価格はオープンだが、直販サイトでは7,980円(税込)で販売されている。

iKaraoke

マイク部。17gと非常に軽量

コネクタ部。ライン出力端子も備える

本機はリードボーカルの音域を小さくする「ボーカルカット」機能を備え、iPodで手軽にカラオケを楽しめるというもの。対応iPodはドックコネクタを備えたiPod 4G/5G/nano/nano 2G/mini。電源はiPod本体から供給される。

また3.5mmステレオミニジャックからのライン出力が可能なので、AUX入力対応のコンポなどでも楽しめる。さらにFMトランスミッターを内蔵しており、カーラジオにiPodの音楽を飛ばして再生することができる。

再生/早送り/早戻しボタン。iPodのリモコンとしても使用可能

裏側はボーカルカットスイッチ

楽しいひとときには歌がつきもの。とりわけ、ドライブの車中では!というわけで、まさしく最適な本機を携えて休日のドライブとしゃれ込んだ。

天気が心配だったが、雨が降らず一安心

セットアップは至ってカンタン。本機をiPodのドックコネクタに挿して、「再生/一時停止」ボタンを2秒ほど長押しすると、メニューが出てくる。そこでまずFMモードかLine Outモードを選択する。今回は車中で使ったので、FMモードを選んだ。続いて周波数を設定。76.0〜90.0MHzまで0.1MHz単位での設定が可能だ。

メニュー画面。マイクの再生/早送り/早戻しボタンで操作する

既存の局となるべく離れた周波数を選ぶ

次に、「Reverb」でマイクのエコーを、「Music」で音楽の音量を「Low/Mid/High/Off」から決める。「Music」の音量をOffにすれば、普通のマイクとして使用も可能だ。全て合わせても、1分もあれば設定が終了する。

曲を再生し、反対側にあるボーカルカットスイッチの「OFF」を選択。ボーカルが上手くカットされて流れてくる音楽に、同乗者から小さく感嘆の声があがった。マイクのエコーもいい感じにかかり、なかなかどうして立派なカラオケ気分が味わえる。前の晩の雨をひきずって怪しかった雲間が開け、車外の景色も明るくなってきた。テンションもあがる。

テンションがあがったところで桜並木をバックに1曲

本機は通常のマイクとしても使用可能なので、何曲か歌った後はMCも入れられる

青空のもとで歌う気持ちは格別のもの

ひとしきり歌ってみたが、ひとつ不満を言えば、もう少し声が大きく聴こえたらいいなあ、という感想を持った。マイクからの音声が少しわかりづらく感じたからだ。エコー、音量ともに「High」に設定しておくと、この点は少し改善される。

全体の感想としては、歌いたい曲がカラオケに入っていない…、ひとりでカラオケボックスに行くのはおっくう…、という悩みを抱えている人にはうってつけの製品だと感じた。原曲の演奏をバックに歌えるのもよい。カラオケバージョンのアレンジに不満のある人も、これなら気分よく歌えるだろう。

ラジカセを持ち歩けば大自然のなかでも歌える。歌詞の世界に近いロケーションで歌えば、こもる気持ちもひとしおというもの。これからのお花見の季節などに、一台あると大いに場が盛り上がるだろう。

以前カラオケで歌ったら軽くひかれて以来封印している「天城越え」をセレクト

人工の滝も浄蓮の滝に思えていつもより喉が鳴る。肩の向こうに燃える(燃えてないけど)山に声が吸い込まれていった…

(Phile-web編集部・小澤)

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