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Senka21「2007業界展望」メーカーアンケート − オンキヨー編

公開日 2006/12/29 11:43
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ユーザーの多様な価値観と、新しい環境を踏まえた提案を、ハイクオリティで実現させる


オンキヨー(株)
AVC事業本部 国内営業部 部長 永島一男氏


−市場を取り巻く環境が日々、激しく変化していく中で、迎えた2007年は、ユーザーのライフスタイルやその消費行動、価値観において、どのような変化があると考えるか。

ユーザーの価値観は、団塊ジュニアおよびそれ以下の年齢層において、多様化がさらに進むと考えている。これに、リタイアを迎える団塊層の消費行動が加わり、市場全般では、より多品種での展開が予想される。

そうした中で、前者はPCを基軸としたネットワーク環境において、各個人における価値観(合理性)を重視した消費行動が明確になっていくと考えられる。ホームサーバーが本格的に普及するには今しばらく時間が必要であると思われるが、音楽を例にするなら「貯める」「聴く」「持ち出す」の役割分担を、それぞれ使う人の価値観に応じて提案していく必要がある。

後者については、新しい技術やコンテンツへ対応する人もいる反面、過去、自分の体験してきた音楽環境をじっくり時間をかけて再構築しようとする、趣味としての満足感を求める人も増えると考えている。

−2007年の御社の事業展開の中心となる商品ジャンル、そこでの需要喚起、市場創造へ向けての取り組みについて、どのような提案・展開を行っていくか。

音楽や映像を楽しむうえで、団塊ジュニアおよびそれ以下の年齢層においては、「貯める」「聴く」「持ち出す」ことにおいて、PCを利用する方が便利だと思う人が増えていく。

例えば、アウトドアでの音楽ライフを考えると、DAPや携帯電話の利用が増えている。これらのファイルを管理するうえで、PCを使い慣れている人にとっては、一元的に扱えれば効率的である。反面、圧縮した情報を扱うことが増えた中で、かつてのように「デジタルだから…良い」と、一律に語れないのも事実である。弊社では専門メーカーとしてのノウハウを、新しい環境の中で提案・展開を広めていく。

一方、団塊層およびそれ以上の年齢層については、過去に馴染んだコンテンツを、当時では実現できなかったクオリティで楽しめる提案をして参りたい。

(Senka21編集部)

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