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<CEATEC2006:パイオニア>20,000対1のコントラスト比を実現した最新パネルを初公開

公開日 2006/10/03 19:05
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1,000対1程度の画面との比較

黒の表現力と鮮やかな色再現が目を引く
パイオニアは、ブース内の視聴ルームで最新のプラズマパネル技術を初公開した。

今回初公開されたのは、コントラスト比20,000対1を実現したフルHDプラズマディスプレイパネル。新規の技術を開発したというよりは、同社が培ってきた「高純度クリスタル層」などの独自技術を熟練させていった結果、“沈み込む黒”の再現が可能になったのだという。また、色再現能力の向上も同時に実現している。

デモンストレーションでは、液晶テレビを想定したコントラスト比1,000対1のディスプレイとの比較を行った。夜景や花火、暗い部屋などの映像を中心に再生し、真っ暗な中で照明や火花、花などを色鮮やかに再現する能力を存分にアピールした。

ブース説明員によれば、現行のプラズマテレビに採用している黒いフロントベゼルと組み合わせて黒を表示した場合、ベゼルと画面の境界はほぼ見えないという。本パネル搭載機の具体的な商品化の時期は決まっていないが、北京オリンピックの時期に発売するモデルには採用していきたいとのことだ。

同社第9世代あたりのプラズマテレビに、本パネルが採用されることを期待したい。

高画質を実現する6つのファクター

パイオニアのPDPの歴史

(Phile-web編集部)

ceatec2006report

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