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パイオニア、音声圧縮ファイルの高品位再生機能を搭載したエントリーAVアンプ

公開日 2006/05/26 17:50
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VSX-516
パイオニア(株)は、本体にUSB入力端子や音声圧縮ファイルの高品位再生機能を搭載した、6.1ch対応AVアンプ「VSX-516」を6月上旬に発売する。価格は49,500円(税込)。

本機はフロントパネルにUSB1.1端子を備え、USBメモリーやデジタルオーディオプレーヤーに保存した楽曲ファイルを再生できる。再生可能な音声圧縮ファイルは著作権保護のかかっていないWMA/MP3/MPEG-4 AAC。

音声圧縮ファイルの再生時には、同社が独自に開発した音質補正技術である「サウンドレトリバー」により、DSP処理による独自のアルゴリズムから、音の厚みや奥行き感を再現する。

マルチチャンネル環境のセッティングは、上位機にも搭載する自動音場補正システムの「オートMCACC」を採用し、付属の専用マイクでテストトーンを測ることにより、手軽に最適化が行える。

最新サラウンドフォーマットのデコーダーも充実する。ドルビーデジタルやDTSをはじめ、ドルビープロロジックIIxやMPEG-2 AAC、さらにはマイクロソフトが開発した独自フォーマットの「Windows Media Audio 9 Professional」にも対応している。

フリースケール社製の180MIPS、48bitプロセッシングの最新DSPを搭載し、高速で正確なサラウンドフォーマットの処理を実現した。このDPSを中心にしたデジタル回路の経路を最短化した、同社独自開発の「デジタルコアエンジン」も採用され、微少信号再生時の音場の立体感を向上させている。

全チャンネルに同一設計の高音質100Wパワーアンプを搭載。パワーアンプ憮には独自開発の高効率、高音質ハイブリッドハイブリッドパワーアンプモジュールPHA(Pioneer Hybrid Amplification)を採用したことにより、クリアな音像の再生を実現。また全チャンネルに192kHz/24bit DACを搭載した。

筐体は大電流回路と小信号回路の分離や信号ラインの最短化により、ノイズの混入や回路間の信号干渉を低減する「ダイレクトコンストラクション」構造を採用する。

<編集部の視点>
最近はiPod専用端子やUSB入力端子を本体に搭載するAVアンプが増えてきている。エントリークラスのアンプでデジタルオーディオプレーヤーとのシンクロ機能が充実してくれば、若年層のオーディオファンの「音」に対する興味と期待を高めることができそうだ。

【問い合わせ先】
パイオニア(株)
カスタマーサポートセンター
TEL/0070-800-8181-22

(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドPIONEER
  • 型番VSX-516
  • 発売日2006年6月上旬
  • 価格¥49,500(税込)
【SPEC】●実用最大出力(JEITA、6Ω、サラウンド時):100W×6ch ●定格出力:80W+80W ●周波数特性:5Hz〜100kHz(+0dB、-3dB) ●全高調歪率:0.09%(20Hz〜20kHz、80W、6Ω) ●入力端子:同軸デジタル 2系統、光デジタル 5系統、オーディオ入力 2系統、USBオーディオ 1系統、ビデオ入力 3系統、Sビデオ入力 3系統、D4ビデオ 2系統 ●出力端子:プリアウト 1系統、オーディオ出力 1系統、ビデオ出力 2系統、Sビデオ出力 2系統、D4ビデオ出力 1系統、スピーカー出力 1系統 ●消費電力:300W ●外形寸法:420W×158H×352.5Dmm ●質量:8.7kg