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オンキヨー、ユーロデザインのD-312Eを継承するトールボーイスピーカーを発売

公開日 2006/05/18 18:23
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D-908E
オンキヨー(株)は、世界で高い評価を得たスピーカー「D-312E」をベースに開発したトールボーイスピーカー「D-908E」を6月中旬から発売する。価格は1本147,000円(税込)。

本機ではD-312Eをベースに、容量を拡大して低域の再現力をさらに高めている。新開発のウーファー振動板である「A-OMFモノコックコーン」を搭載。2層のアラミド繊維でコットンを挟み込み、さらにPEN繊維を合わせた構造により、デニム生地に採用される綾織りを用いて、優れた強度を実現している。これに合わせて、大口径65mmのボイスコイルの採用、重量1090g/直径140mmの巨大なフェライトマグネット、耐熱性と伝達特性を大幅に向上したアルマイト処理のアルミボイスコイルボビンを搭載し、強力な駆動力により低音再生能力も高められている。

トゥイーターユニットにはピストンモーション領域を20kHz近くまで拡大するリング型振動板を搭載。外径40mm/内径30mmのリング型振動板を、同軸上に配した直径35mmの大口径ボイスコイルで駆動する新構造を採用している。ボイスコイルの駆動点を振動板の内周部と外周部の中間点におく「バランスドライブ構造」を取り入れたことにより、100kHzまでの再生を実現している。振動板内側には新型アルミ削り出しイコライザーを配置。振動板の背圧の影響を遮断するバックチャンバーは肉厚4mmのABS樹脂を採用するなど、ノイズ対策も講じている。

バスレフダクトには細長いスリット形状を採用する。空気の圧力を高め、低い重心からハイスピードな超低音再生を実現している。また、キャビネット内部のノイズ放射も大幅に低減されるなどの効果にもつながっている。

大容量41リットルのキャビネットは、強度が要求されるバッフル面に30mm、天板18mm/側面15mmそれぞれの厚みを確保している。また、音のこもりや不要な振動を抑えて、自然な響きを追求するため、先に(株)高峰楽器製作所と共同開発したスピーカー「D-TK10」で培った力木によるチューニングを施し、側面には定在波を抑えるラウンド形状を採用する。キャビネット表面は、手作業の塗装によるリアルウッドの突き板仕上げを施している。

【問い合わせ先】
オンキヨー(株)コールセンター
TEL/050-3161-9555

(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドONKYO
  • 型番D-908E
  • 発売日2006年6月中旬
  • 価格¥147,000(税込)
【SPEC】●ウーファー:16cm A-OMFモノコック/ツィーター:4cmリング ●ターミナル:バイワイヤリング対応ネジ式(バナナプラグ対応) ●防磁設計(JEITA) ●型式:2ウェイ・バスレフ型 ●定格インピーダンス:4Ω ●最大入力:200W ●定格感度レベル:83dB/W/m●定格周波数範囲:28Hz〜100kHz ●クロスオーバー周波数:2kHz ●キャビネット内容積:41リットル ●最大外形寸法:322W×1040H×380Dmm ●質量:21.8kg