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「マルチチャンネル」は×、「サラウンド」は○ − JEITAがガイドライン策定

公開日 2006/04/12 17:42
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(社)電子情報技術産業協会(JEITA)のオーディオネットワーク事業委員会は、「サラウンド表記についてのガイドライン」をまとめ、3月末に発行した。

JEITAでは、サラウンド機器やメディアが多数登場したことにより、「呼称や記述、表記に関して、ほぼ同意語として『マルチチャンネル』と『サラウンド』の混在が散見され、消費者の誤認や混乱を招いている」と指摘。ガイドラインはこうした状況を是正すべく策定されたもの。

ガイドラインでは、「サラウンド」と「マルチチャンネル」の表記を「サラウンド」に統一することを提言。対象はサラウンド機器はもちろん、ソフトやパッケージ/放送コンテンツにも及ぶ。

「マルチチャンネル」という表記については、サラウンド効果を得るための物理的な手法を説明する際や、フォーマットライセンスにより用語表記が規定されている場合に限って使用することを推奨している。

ガイドラインの中では、「5.1マルチチャンネルAVアンプ」という表記を「5.1サラウンドAVアンプ」と表記するよう推奨するなど、具体例も示されている。

なお、このガイドラインをまとめたサラウンドサウンド専門委員会には、松下電器産業、ソニー、ビクター、パイオニア、アキュフェーズ、アルパイン、オンキヨー、クラリオン、ケンウッド、シャープ、ティアック、マクロヴィジョン、ヤマハなど国内大手AVメーカーの多くが参加している。表記が「サラウンド」に統一される日は近そうだ。

(Phile-web編集部)

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