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シャープ、多様なソリューションを実現する業務用65V型液晶ディスプレイを発売

公開日 2006/02/16 16:37
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「PN-655」とオプションのスリムスタンド
シャープ(株)は、業務用途向けの新製品として、65V型の液晶ディスプレイ「PN-655」を3月24日より受注販売を開始する。価格はオープンだが200万円弱での販売が予想される。

本製品は、液晶テレビ“AQUOS"と同じ同社亀山工場製ディスプレイで、1920×1080のパネルを採用。パネルは独自のASV低反射ブラックTFT液晶を採用し、輝度400cd/m2、コントラスト比700対1、視野角上下左右170°。また、独自技術「デュアルファインエンジン」を搭載することで、会議やプレゼンテーションで使うPC画面の高精細に映し出すとともに、AV機器からの動画映像も高画質に表示する。


本機の機能

「デュアルファインエンジン」の概要
また本機は、パソコン画面の中にAV画面を表示させる「ピクチャー・イン・ピクチャー」、画面を2分割して、それぞれを表示する「ピクチャー・バイ・ピクチャー」機能を搭載。子画面にTV会議、親画面で資料を表示するといったことが可能だ。

他にも業務用としての機能を強化。回転による騒音をカットするため、ファンを無くしたファンレス設計を採用したほか、電源ON/OFF、入力切替などのリモート制御機能を装備。24時間フル稼動に耐える耐久性も実現している。

本日同社は本製品の発表会を開催。本製品の使用用途として様々なソリューションを紹介した。テレビ会議システムとの連携では大画面を活かし、会議の相手を原寸表示できることをアピール。また「白板システム」と組み合わせることで大型のタッチパネルを形成できるとし、デモを行った。さらに「3D CAD検図システム」を利用することで、緻密なCADデータも細部まで確認できるとアピールした。

テレビ会議システムのデモンストレーション

赤外線を使ったオプションの機器により「白板システム」も構築できる


精密なCADの表示も大画面で細部まで確認できる

情報通信事業本部の名井副本部長
発表会に出席した同社情報通信事業本部 副本部長の名井哲夫氏は「仕事の変革を促すソリューションを本製品で提供していきたい」と意気込みを語った。

【問い合わせ先】
シャープ株式会社
情報通信事業本部
ディスプレイソリューション推進センター
商品企画部
TEL/0743-53-5521

(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドSHARP
  • 型番PN-655
  • 発売日2006年3月24日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格2,000,000円弱)
【SPEC】●液晶パネル:65V型ワイド、ASV低反射ブラックTFT液晶 ●最大解像度:水平1,920×垂直1,080 画素 ●最大輝度:400cd/m2 ●コントラスト比:700対1 ●視野角:左右170°/上下170° ●入力端子:DVI-D24ピン、ミニ D-sub15ピン、φ3.5mmミニステレオジャック、RS-232C、D-sub9ピン、ビデオ映像(BNC)、コンポーネント映像(BNC)、D4映像、音声LR ●出力端子:DVI-D、音声LR、RS-232C、スピーカー(10W+10W) ●消費電力:550W ●外形寸法(ディスプレイ部のみ):約1572W×923H×126Dmm(突起部を除く) ●質量:約65kg(簡易スタンド含まず)