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<CES 2006 レポート>パナソニックは103インチPDPやBDプレーヤーのデモなどに注目

2006/01/06
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例年通りセントラル・ホールの端から端まで伸びる広大なブース展開を行うパナソニック。今年はあっと驚くビッグな製品を展示した。

<103インチ・プラズマテレビ>
Panasonicブースで最も話題を呼んだのが103インチのプラズマテレビ。これまで世界最大を謳っていたSamsungの102インチよりも1インチ大きい、世界最大のプラズマテレビだ。解像度はもちろん1920×1080ドットで、コントラスト比は3000対1。日米同時に年内発売を予定しており、受注生産される。ブース説明員は「業務向けが中心になると思う。価格は200万円台になるのではではないか」と説明する。

世界最大103インチのプラズマ

華やかなブース入り口

<Blu-ray Disc Player>
秋頃の発売を予定しているのがこのBD-ROMプレーヤー。開幕1週間前にギリギリで届いたという本機は、実際にBDの再生デモを行っており注目度も高い。高精細な映画ソースと7.1chの迫力ある音声で来場者を魅了した。価格は未定。また、PC用のBDドライブも各種参考出品された。

BDプレーヤーはこの秋に発売予定

BD-ROMの再生デモ

BDのPC用ドライブも参考出品

<リアプロジェクションテレビ>
日本ではプラズマ、液晶をラインナップするVIERAだが、アメリカではリアプロも積極的に展開中。会場にはDLP、液晶の両タイプのリアプロを展示した。今年4月に発売を予定している液晶リアプロは61/56インチの「PT61LCX66/PT56LCX66」。2700〜2800ドルでの販売を予定している。また、DLPモデルは同じく61/56インチの「PT61DLX76/PT56DLX76」だ。こちらはTIの新チップを採用し、1080pの表示に対応している。発売時期は未定だが、液晶に比べ500〜1000ドル程度高くなる見込み。

液晶リアプロ VIERA

フルHDのDLPリアプロVIERA

<家庭内ネットワーク>
日本はまだ規格が定まっていないPLC(Power Line Communication)は、北米では対応製品の第一弾モデルとして専用アダプターが今年の春に発売される。本製品を使用することで現在家庭で使用している電源コンセント/屋内配線をそのまま利用してネットワークを構築することができるようになる。同社は順次PLC対応製品を発売していく予定で、当初はネットワークカメラやインターホンなどが発売される。AV機器などの発売時期などは今のところ未定。また、ブース入り口には同軸ケーブルを使ったネットワーク「c.LINK」も参考展示。こちらはHDなどの大容量データ向けの有線ネットワークで品質を重視した設計だ。

PLCは将来的にはPCやゲーム機も接続可能に

高品質な大容量データ向けのc.LINK


SDカードプレーヤーのモックアップも展示

SDカードに記録するHDビデオカメラのモックアップも展示された
(Phile-web編集部 伊藤)

[ces2006]

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