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2006年年頭アンケート<メディア編>「富士写真フイルム」

公開日 2006/01/05 00:17
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富士写真フイルム(株)記録メディア事業部 営業部担当部長 塩入威男氏
オキソライフ色素の認知度を向上 さらなる品質の信頼性を高めていく

Q1:業界を取り巻く環境は日々、激しく変化しています。2006年の記録メディアビジネスをどのように展望されますか。

レコーダー市場は、トリノオリンピック、ワールドカップ、地上デジタル放送のサービス地域の拡大などにより、デジタルチューナー、大容量HDDを搭載したDVDレコーダーの普及が加速すると思われる。記録媒体がHDDに移り、メディア需要が停滞するという見方もあるが、HDD使用ユーザーの録画機会は非常に多く(当社調べ)、メディアの需要は2006年も旺盛であると見ている。

また、DVD価格がVHS価格同等となり、インフラも整備されることから、保存媒体はVHSからDVDへの需要シフトが加速すると思われる。併せて、ユーザーの購買行動は、価格より使用製品の信頼性、保存性及び買いやすさ(最寄の窓口で買える)を重視した傾向になると思われる。保存するコンテンツの増加や高容量化により、DVDの記録速度の高速化(16倍速)や整理のためのレーベル面の多様化(プリンタブル・カラーバリエーション)のニーズがさらに高まるだろう。

Q2:2006年の事業展開の中心として据える商品ジャンルについて、市場創造ならびに付加価値化へ向けてどのような提案・展開をお考えですか。

VHSテープ、DVDで弊社が使用している『きれい録り』に関するネーミング調査では、ユーザーより「わかりやすい」「品質信頼感がある」との高い評価をいただいた。2006年も継続して『きれい録り』ブランドを中心に据え、併せて追記型用に当社が独自に開発したDVD用色素「オキソライフ」の認知度を上げることにより、さらなる品質の信頼性を高めていく。

また、書き換え型に『重ね録り』を追加して、VHSで培ったブランドを育てていきたい。販促関係では、弊社がサポーティングカンパニーとなっている「サッカー日本代表チーム」の応援キャンペーンに加え、新製品を投入し、ワールドカップ期間中まで、ファンと一緒に店頭を中心に盛り上げていきたいと考えている。

(Senka21編集部 〜 Senka21 1月号掲載メーカーアンケートより)

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