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2006年年頭アンケート<メディア編>「日立マクセル」

公開日 2006/01/05 00:16
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日立マクセル(株)マーケティング部 部長 松岡建志氏
気軽に録画するユーザーが増加 保存ニーズに特徴ある商品で対応

Q1:メディアを取り巻く環境は、激しく変化しています。2006年の記録メディアのビジネスをどのように展望されますか。

レコーダーのHDD搭載、EPGなどの便利な機能により気軽に録画する傾向が強まっており、冬季五輪やワールドカップ開催がこの流れを加速させる。HDDに一時保存したコンテンツの中の「お気に入り」を永く大切に保存したいというニーズに、様々な特徴を持った商品群でお応えする。

紫外線や経年変化に弱いメディアを使用した結果、記録はできても二度と再生できないという問題も報告されているため、安心してご使用いただける高画質記録と長期保存の高信頼ディスクの提供に努めていく。利便性向上やユニバーサルデザインの導入も需要拡大の大きなポイントだ。

さらに、「より広く、より美しく印刷したい」というニーズを満たすインクジェットプリンター対応品「ひろびろ美白レーベル」や、ビギナーの方に分かりやすく、安心して購入いただける「イージーセレクト」などの商品を揃えている。

2006年はHD DVD、ブルーレイレコーダーが相次いで発売予定で、ハイビジョン録画を可能にするディスクの早期立ち上げにも注力する。音楽用CD-Rも堅調な推移を示しており、アルバムなどを美しい音のままアーカイブする需要も底堅く、動向に注視している。

Q2:2006年の事業展開の中心として据える商品ジャンルについて、市場創造ならびに付加価値化へ向けてどのような提案・展開をお考えですか。

DVDディスクが販売の中心となる。インクジェットプリンター対応品では、マットレーベルだけでなく、美しく輝きのある仕上げにできる「光沢!ひろびろ超美白レーベル」でワンランク上のアーカイブを提案していく。

DVD-RAMでは「キッズパック」を発売した。大きな特徴であるカートリッジ仕様に加え、中のディスク両面にハードコートを施すことで、キズや指紋・ホコリなどから守り、小さなお子様がいるご家庭でも安心してご使用いただける、使い勝手のよい商品だ。付属物についても利便性を追求し、インデックスカードも綺麗に、オリジナルのものを作成したいというニーズに応えるため、インクジェットプリンター対応となっている。カートリッジラベルはWEBとの連動により、「どこでもねっとプリント」ホームページ上でテンプレートを操作し、印刷できるという付加サービスを備えている。

また、HD DVDとブルーレイレコーダーの発売に合わせた、次世代メディアの早期導入を実現することで、ハイビジョン映像の長期保存を可能にし、豊かな映像ライフの充実をサポートしていく。

(Senka21編集部 〜 Senka21 1月号掲載メーカーアンケートより)

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