HOME > ニュース > ソニー、高音質録音を追求した携帯型リニアPCMレコーダーを発売

ソニー、高音質録音を追求した携帯型リニアPCMレコーダーを発売

2005/11/09
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

PCM-D1
ソニーは、4GBフラッシュメモリーを内蔵した携帯型リニアPCMレコーダー「PCM-D1」を11月21日より発売する。価格はオープンだが200,000円前後での販売が予想される。


本機は、自然音や楽器演奏の高音質録音に最適なICレコーダー。非圧縮デジタル音声のリニアPCM方式で録音が可能で、汎用性の高いWAVファイル形式で内蔵の4GBフラッシュメモリーや、メモリースティック PRO デュオ(High Speed)に保存することができる。

録音マイクには高感度・低ノイズの内蔵マイクを採用。筐体には、真鍮の削り出し加工による精度の高い部品を採用し、100μm単位で各部品の取り付け位置や開口寸法を調整した専用の内蔵コンデンサーマイクロホンを新たに開発した。これにより周波数特性は30kHz近くまで広げられ、ピークやディップを抑えて安定した録音性能を実現している。設置方法は2基のマイクそれぞれが中央に傾いた変型X-Y型とし、左右の音を広範囲にカバーする。

また本機は徹底したノイズ軽減を目指し、電気回路のアナログ部とデジタル部の基板を独立させたほか、マイクアンプをはじめとする各部品においても高音質設計を採用している。新開発の録音ボリュームには、内部抵抗体に特殊カーボンインクを採用して、ボリューム調整による摩擦ノイズの発生を抑えている。


三脚も付属する
信号レベルを最大入力レベル以下に調整するデジタルリミッターや、量子化ノイズをコントロールすることで、16ビットでありながら、聴感上20 ビット相当の高音質を実現する独自技術「Super Bit Mapping」も搭載している。

本体前面にはデジタル録音機ながら、繊細な音を針の揺れで示すアナログレベルメーターと、液晶パネルの電流によるノイズを抑えるために駆動電圧の低い白黒液晶を採用している。筐体には厚さ1mmの純チタン素材を使用し、剛性を高めている。

さらに本機はサウンド編集ソフト「DigiOnSound5 Express for Sony」を同梱。量子化ビット数32ビットまで対応した本ソフトは、「PCM-D1」で録音した96kHz/24bitのサウンドを音質を保持したまま編集が可能だ。

記録形式は汎用性の高いWAVファイル。付属のUSBケーブルでパソコンと接続するとリムーバブルディスクとして認識される。またHi-Speed USBに対応し、録音した音源をパソコンへ高速転送が可能となっている。

【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株)
お客様ご相談センター
TEL/0570-00-3311(ナビダイヤル)
TEL/03-5448-3311(携帯電話・PHSの場合)

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
製品スペックやデータを見る
  • ブランドSONY
  • 型番PCM-D1
  • 発売日2005年11月21日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格200,000円前後)
【SPEC】●録音方式:内蔵フラッシュメモリー4GB使用、「メモリースティック PRO デュオ(High Speed)」(別売)を使用 ●量子化 16ビット直線、24ビット直線 ●入出力端子:MICジャック、ヘッドホンジャック、LINE INジャック、LINE OUT/光DIGITAL OUTジャック、USB端子(Hi-Speed USB、マスストレージ対応) ●電源:ACパワーアダプター(AC 100V、50/60Hz)(付属)、単3形充電式ニッケル水素電池NH-AA 4本(付属)、単3形アルカリ乾電池4本(別売) ●消費電力:2.1W ●外形寸法:約72.0W×193.0H×32.7Dmm ●質量:約525g(電池含む)