HOME > ニュース > アイ・オー、iPodやPSP用MPEG4をダイレクト録画できるTVキャプチャーユニット

アイ・オー、iPodやPSP用MPEG4をダイレクト録画できるTVキャプチャーユニット

2005/11/08
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
(株)アイ・オー・データ機器は、TVキャプチャーユニット4モデルを11月下旬から出荷開始する。

新製品の概要は以下の通り。

【PCI内蔵タイプ】
「GV-MVP/GX2」¥21,000(税込)
「GV-MVP/GX2W」¥27,720(税込)
【USB外付けタイプ】
「GV-MVP/RZ3」¥22,050(税込)
「GV-MVP/TZ」¥17,640(税込)

【PCI内蔵タイプ】「GV-MVP/GX2」「GV-MVP/GX2W」

「GV-MVP/GX2W」

「GV-MVP/GX2」

PCIタイプの2製品は、「GX2」がシングルチューナー、「GX2W」がダブルチューナーとなる。新たに、iPodやPSP用のMPEG4ムービーをダイレクト録画する機能が搭載された。シングルチューナーの「GX2」は、MPEG2とMPEG4の2つのファイルを同時に記録することができる。ダブルチューナーの「GX2W」では、同じチューナーの映像をMPEG2とMPEG4で同時記録することはできないが、2つのチューナーで同じ番組を同時に受信し、それぞれをMPEG2とMPEG4で録画することは可能。

両機とも、コピーワンスのデジタル放送録画・DVD保存に対応。また「XCodeII」やゴーストリデューサー、3次元Y/C分離や3次元ノイズリダクションなど、高画質回路も充実させた。

また、ハードウェアでのMPEG2トランスコード機能も装備。CPUへの負荷をかけずに、約6倍速と高速なトランスコードが行える。これにより、録画した番組をぴったりDVD1枚に収めるなどといった操作がより簡便になる。

【USBタイプ】「GV-MVP/RZ3」「GV-MVP/TZ」

「GV-MVP/TZ」(左)「GV-MVP/RZ3」(右)

様々な設定が可能

USB接続の製品は、「RZ3」がUSBタイプのフラグシップモデル、「TZ」がハードウェアエンコーダーを搭載しながらバスパワー駆動を実現したモデルという位置づけ。

いずれもコピーワンス番組の録画・DVD保存に対応。また、バンドルするオリジナルソフトで、録画番組をiPodやPSPで再生できるMPEG4形式に変換することができる。この変換は、録画予約する際にあらかじめ設定しておけば、録画終了後に自動的に行うことも可能。

本日、この製品の発表会が東京都内で行われた。同社執行役員ゼネラルマネージャーの平野義久氏は、「録画がデジタル化して、好きな番組を自分の都合の良い時間に見るというスタイルが定着した結果、視聴率の低下やテレビの話題が減少するなど、『情報虫歯』」が蔓延している」とし、「予防するにはとにかく『テレビを見まくる』ことが重要だ」と述べた。

「情報虫歯」が蔓延していると説く

同社執行役員ゼネラルマネージャーの平野義久氏

その上で同氏は、「テレビを『見る』から『録って見る』に変える『ザッピングスタイル』を実現することで、知性を高め生活にゆとりが生まれる」と、同社の目指す方向性を説明した。

製品の詳細については、同社エンターテインメントユニットの木場松夫氏がプレゼンテーションを行った。木場氏は、同社のTVキャプチャーユニット「GV-MVP」シリーズは、同社オリジナルソフト「mAgic TV 5」と組み合わせることで、最大8チャンネル(USB接続製品の場合)の同時録画が行えることを説明。「全番組を録りためて、後で視聴するという使い方が可能。VAIO type Xのようなソリューションを実現できる」とアピールした。

また、同社エンターテインメントユニット プロダクトリーダーの加藤光兼氏は、同社キャプチャー製品の戦略について説明。加藤氏はキャプチャー製品を入力系の機能と出力系の機能に分け、入力系機能ではデジタル放送用テレビチューナーを、出力系機能では外出先でも番組視聴が可能な「Anywhere TV」といった機能を、将来的に付加する考えを明らかにした。


JCCは「RCNパーソナル」をアピール
また、録画した膨大なコンテンツの中から、望みのシーンを探し出すための機能として、JCC(株)の「RCNパーソナル」というサービスを活用する意向も示された。これは、JCCがサーバー内に蓄積した番組のメタデータ(出演者の情報や番組内容をデータ化したもの)を用い、ユーザーが見たいシーンをクリックすると、パソコンに録画された番組ファイルの目的のシーンが再生されるというもの。たとえば歌番組などで、好みのアーティストの登場シーンだけを瞬時に探し出し、再生するなどということが可能になる。

【問い合わせ先】
(株)アイ・オー・データ インフォメーション デスク
TEL/03-4288-1039(東京)
TEL/06-4705-5544(大阪)
TEL/076-260-1024(金沢)

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

製品スペックやデータを見る
  • ブランドI-O DATA
  • 型番上記参照
  • 発売日2005年11月下旬
  • 価格上記参照