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<A&V FESTA 2005レポート:ソニー1>魅力的なコンセプト展示で未来のAV生活空間を描く

公開日 2005/09/21 17:33
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ソニーブースのコンセプト展示を「QRIO」が紹介
ソニーブースの中心に置かれた、コンセプト展示のコーナーが面白い。ソニーの二足歩行エンターテインメントロボット「QRIO」が展示されている商品について、詳細をナビゲートしてくれた。

コンセプト展示のメインテーマとなるのが「家電とインテリアとの融合」。展示された製品はそれぞれ参考出品ながら、未来のAVライフスタイルをスタイリッシュに、便利に進化させてくれそうな面白さを含んでいる。


DVDテレビシアターシステムのコンセプトモデル

液晶テレビとDVDプレーヤー、サラウンドシステムを一体化
「DVDテレビシアターシステム」と名付けられた製品は、32インチの液晶テレビにDVDプレーヤー、AVアンプ、スピーカーを一体化したオールマイティーなホームシアターコンポーネント。フルデジタルアンプやフロントサラウンドの機能も搭載されており、これ一台で快適なシアター環境が実現できるというものだ。ブース解説員に商品化のプランをたずねてみたところ、「この手の商品については特に欧米地域での反応が良く、最初はこれらの市場のリリースを検討していきたい」とのこと。


BD-ROMプレーヤーの試作機も出品

3つのフォーマットでコンテンツを収録したBD-ROMディスク
ブルーレイに関する出展も行われている。会場に展示されたBD-ROMプレーヤーの試作機では、MPEG2、VC-1、MPEG4 AVCの各フォーマットごとにサンプル盤が展示されており、今回のデモではMPEG4 AVCのディスクに収録されたHDコンテンツ(映画のトレーラー素材)が視聴できる。BD-ROMプレーヤーのリリースに関してブース解説員に詳細を求めたところ、現在はディスクの規格書開示がスタートした段階であり、商品としての開発が進められるのはまだ少し先であるという。同社は既にBlu-rayディスクレコーダーの「BDZ-S77」を商品化しているが、本機の後継機にあたる製品についても、「次のBlu-rayディスク対応機はBD-ROMがかかることが必須条件と考えている。またRWのフォーマットについても現在バージョンアップ後のフォーマット内容が議論されている段階であり、これらへの対応を実現できるようになった段階で商品化を考えたい」との答えだった。


液晶プロジェクターとワイヤレスフロントサラウンドシステムの組み合わせ提案

フロントサラウンドシステムのデモ展示も行う
液晶プロジェクター「VPL-HS60」と組み合わせた提案を行っていたのは、フロントプロジェクター用のワイヤレスサラウンドシステムのプロトタイプ。プロジェクターとセンターユニット間の映像信号は有線接続だが、5chぶんのスピーカーを一体化したフロントサラウンドスピーカーには、サブウーファーを含む全信号がワイヤレスで送信できる。伝送方式は赤外線方式を使ったソニー独自のデジタルワイヤレス光伝送「S-DIAT」を採用している。本機の発売については、海外からのスタートが検討されているとのこと。今回のイベントでは、別ブースにおいて本機の特別試聴コーナーも用意されているのでぜひご体験いただきたい。

フロントサラウンドシステム「RHT-G1000」

リクライニングチェアに2.1chスピーカーとアンプを組み合わせた試作機


(Phile-web編集部)

avfesta2005

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