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<IFA2005レポート>欧州の「ハイビジョン」への関心は着実に育っている

公開日 2005/09/06 10:45
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各メーカーのディスプレイ製品や展示ブースに数多くの「HD ready」ロゴマークを見つけることができた

IFA2005のイベントサイドもイメージキャラクターのMISS IFAを使って「HD ready」のロゴマークをアピールする
IFA2005の会場では、至る所で「HD ready」のロゴマークを目にした。今回のIFAでは、これまで欧州のコンシューマーにとっては馴染みの薄かった「ハイビジョン映像」というトピックに、ハード業界、コンテンツ業界がどのような取り組みを見せてくるのかが大いに注目された。

ハードメーカーが「HD ready」のロゴマークを獲得するためには、その製品が以下の全条件を満たしていなければならない。

・解像度720p以上の16対9ワイドパネルを搭載していること
・アナログ・コンポーネント映像入力端子を搭載していること
・HDMI端子、またはHDCP対応のDVI端子を搭載していること

IFA2005に出展する各メーカーは「HD ready」のロゴマークをブース各所や製品に貼り付けて、その技術と製品の先進性を来場者に強くアピールした。その背景には、ドイツをはじめとする欧州のビジネス業界が、コンシューマーにワンランク上の生活を積極的に提案しようとする強い意欲が感じられるとともに、同時にIFAというイベントがそれを全力でバックアップする姿勢が強く印象づけられた。

ドイツでは今年の11月にデジタルハイビジョン放送が本格スタートする。また来年にはサッカー・ワールドカップの地元開催という大きなイベントも控えている。この大型コンテンツをドイツのハイビジョン放送の飛躍にどう活かしていくのか。今後の動向が大いに楽しみである。

(Phile-web編集部・山本)
[IFA2005REPORT]

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