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大日本印刷、明るい場所でも鮮明に表示できるスクリーン マットの10倍の明るさを実現

公開日 2005/07/21 19:19
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大日本印刷が開発した新スクリーン
大日本印刷(株)は、2005年上半期より、前面投影型プロジェクタ用スクリーン事業に参入すると発表した。

新たに発売するスクリーンは、明るい部屋でも映像を鮮やかにくっきりと表示できることが特徴。プロジェクタからの光を効率よく反射し、それ以外の光を吸収するよう光学設計を行った。「液晶ディスプレイやプラズマディスプレイと同等の映像を表示することができ、平均で、マットスクリーンの約5倍の明るさで映像を表示する」(同社)という。

特に、プロジェクターとスクリーンの位置を最適に設定した場合は、約10倍の明るさで映像を表示できる。

スクリーンサイズは120インチまで用意し、アスペクトは16対9。

同社では企業の会議室、学校、美術館や博物館、ホール、ホームユースなどを想定しており、販売方法は、スクリーンメーカーへの部材販売と、一般企業など最終ユーザーへのシステム販売を計画している。

大日本印刷と、リアプロジェクションTV用スクリーンの製造・販売を行う100%子会社のDNP Denmark A/Sが、日本、欧米、アジアなど世界市場で販売を行う。

同社では、このスクリーンのほか、企業のショウルームやイベント会場などでの用途を狙った透明型スクリーン『Crystal Illusion Screen』を、今年9月より販売開始する予定。今回のスクリーンとCrystal Illusion Screenを合わせた売上目標は、2007年度で150億円としている。

(Phile-web編集部)

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