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佐藤和俊のNHK技研公開2005レポート〜いよいよ公開展示が始まった!〜

2005/05/26
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ダイヤトーンの懐かしのモニタースピーカーがお出迎え

「サーバー型放送」の展示内容に注目が集まる
いよいよ今日から砧にあるNHK放送技術研究所の2005年公開展示が始まった。

去年と大きく異なる会場のレイアウトに驚いた筆者。何せ75周年を迎えた技研の入り口で筆者を迎えてくれたのは、ダイヤトーンの懐かしのモニタースピーカー達♪。これまでに活躍した放送機材群の展示には、放送史そのものの魂が宿っている。中でもオリンピック中継で活躍したマイク(帽子とセット展示)やPCM録音機など、オーディオマニアならぜひ見ておきたい一品も展示されている。

さて、今回の展示の目玉は「ケータイテレビ」と「サーバー型放送」である。前者はいよいよ来年3月24日からスタートする移動体端末向け1セグメント放送である。筆者は実際に128Kbpsの転送レートで、H.264フォーマットのコンテンツを、シャープ製ケータイ電話ウィンドウで試聴した。こんなにきれいに写るのかと驚嘆!

そして、サーバー型放送は再来年にも開始予定ともいわれている究極の放送コンテンツである。おりしも、NHKとともに事業主体に名乗りをあげているWOWOWのコーナーも設置されていることを知り、レクチャーを受けた次第。

次世代の夢の放送を実現するべく業界が一丸となってデジタル放送に取り組んでいる集大成を披露する、春の技研公開に皆さんも是非足を運んで、ご覧になっていただきたい。小田急線の成城学園前か田園都市線の用賀からバスで行けるので、土日の行楽にもうってつけなのだ。この後、Phile-webからも編集部のレポートによる詳細記事が紹介されるのでお楽しみに。

(放送アナリスト 佐藤 和俊)

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