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RWPPI、ジョイントラウンドロビンテスト定期全体会議を開催 新たに5社が加わる

公開日 2004/09/09 16:59
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JRTの開催風景
●RWプロダクツ プロモーション イニシアティブ(略称:RWPPI)は、RWPPIと記録型DVD会議(略称:RDVDC)それぞれに対応した製品間での互換性検証を行うジョイントラウンドロビンテスト(以下:JRT)の全体会議を本日、東京都目黒区のパイオニア本社において開催した。

全体会議では、新たにDaxon Technology、日立製作所、Optodisc Technology、Nan Ya Plastics、New Star Digitalの5社がラウンドロビンテストに加わることが発表され、それぞれの会社概要が紹介された。

続いて、先日台湾で行われたラウンドロビンテスト台湾セミナーの模様が報告された。7月29日に、ライテック関連会社のライトディスプレイで行われた同イベントには、24社から50名が参加し、非常に盛況だったという。ラウンドロビンテストの活動報告のほか、各ワーキンググループのチェアマンからテスト結果の報告なども行われた。台湾メーカーが今回からメンバーに加わった背景には、このセミナーの成功があるという。

会議が始まる前の時間をお借りして、今年4月よりライターワーキンググループ(Writer WG)のチェアマンに就任した、ティアック(株)SSC ODビジネスユニット ファームウェア開発部 Aグループ マネージャーの篠原朗氏にお話を伺った。同氏はティアックにおいて、ノートPC向けのスリムドライブのファームウェア開発を行っている。


Writer WGチェアマンの篠原氏
同氏がチェアマンを務めるWriter WGにはJRTとして14社が参加しており、PC用ドライブの論理検証を主に行っている。具体的には、ファイルの追記を行った際の、DVD-R/RWのレコードマネージメントデータを試験する。同氏は「DVDブックの解釈の違いによって、不適切なデータが記録されることがあるが、ドライブによっては、データが全て正しくなくても動いてしまうことがある。動いたから良い、ということではなく、Writer WGでは全てを論理的に検証する。これから本格的な試験を開始する予定だ」と同ワーキンググループの活動内容を説明した。

また、Writer WGの今後の活動方針については、「限界テストを行っていきたいと考えている」と述べ、「追記をどんどん行い、Rゾーンを増やしていった際にどういう問題が起きるか検証を行っていく予定だ」と抱負を語ってくれた。

(Phile-web編集部)

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