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三洋電機プラズマテレビ「VIZON」発表会のQ&A全問掲載

公開日 2002/08/07 18:38
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本日壇上に登った三洋電機(株)前田氏
●三洋電機(株)は本日、同社のプラズマテレビのラインナップに新しく7機種を追加すると発表した。発表会では同社の映像メディア事業部長である前田氏が登壇し、今回の新商品についての魅力と今後の展望を語った。また本日の席上では質疑応答が行われた。その全問全答をご紹介する。

Q:50型のモデルについてはパネルがALIS方式のものではないが、どんな特徴があるのか?
A:50型はXGAパネルを使用しているが、他のモデルと同等の高い性能を出せているだろう。

Q:今回の新製品7モデルで月産5000台の売上げ目標値を示しているが、内訳を細かく教えて欲しい。
A:42型、32型がメインで4000台を半々で分け合うかたちとなり、他のモデルが残りの数字の中でばらまかれると予測している。前者においては42型が若干多くウェイトを占めるのでは?

Q:今回の新製品はテレビの買い換えを狙うユーザーをターゲットとした商品だということだが、ホームシアターを組みたいユーザーに向けては本製品をどのようにアピールして行くのか?
A:本製品のディスプレイ部には好みのAVアンプやスピーカーを自由に接続できるよう設計を施した。ホームシアターにおいても十分に楽しめる製品であると思う。

Q:今後プラズマディスプレイの市場では「1インチ1万円」はいつ頃実現できそうか?
A:「1インチ1万円」という基準については、情報が先行してしまった結果現れた考え方であると思うので、メーカーの立場としては苦しんでいる現状である。実現は当面難しいと考えるが、パネルメーカーの生産効率の問題がキーポイントになるのではないか。

Q:液晶テレビとの住み分けについてはどのように考えるか?
A:現状では生産キャパシティ、動画再生時の画質、価格の点においてプラズマが先行していると考える。価格の問題をクリアすれば液晶においても30インチ台の商品においてもおそらく需要が高まってくるのではないかと考える。

Q:ALIS方式のパネルは現在、他社のプラズマも取り入れた商品が多く出されているが、今後それらの商品とどうやって差別化を図っていくのか?
A:今回はハイビジョンにおける優位性、パネル寿命の長さをはじめとする観点からALIS方式を採用した。やはりお客様の間ではXGAの方がコントラストが高く好みだとおっしゃる方や、XGAにおけるPCとの親和性の高さを指摘される方もいるが、今後は技術的にALISも高い性能を身につけてくるだろう。いずれにしても両者の技術動向と価格動向をみて決定していく。部品メーカーとのコミュニケーションも大切にしていきたいと考えている。

(Phile-web編集部)

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