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マランツからSACDおよびDVDオーディオに対応したセパレートアンプが登場

公開日 2002/03/22 18:40
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(左)SC-7S1(右)MA-9S1
●日本マランツ鰍ヘステレオコントロールアンプ・SC-7S1およびモノラルパワーアンプ・MA-9S1の製品発表会を同社ショールームにて行った。これら2機種に共通する製品コンセプトはSACDやDVDオーディオのサウンドクオリティを十分に引き出す能力を持つことにある。この課題を克服するため、最先端技術「Absolute SA Technology」を盛り込んだセパレートアンプを開発した。

まずはステレオコントロールアンプ・SC-7S1の特徴であるが、驚異的なチャンネルセパレーションを実現していることが挙げられる。SACDやDVDオーディオの膨大な情報量を欠落、変質させることなくパワーアンプに伝えるためにフルバランス構成の2chコントロールアンプとして開発。新方式のボリュームコントロール回路とあいまって20kHzにおいても100dB以上というチャンネルセパレーションを実現。また、本機を複数台連動コントロールすることにより、最新のマルチチャンネルにも対応している。

一方、モノラルパワーアンプ・MA-9S1の特徴は、瞬時電流供給能力を向上させている点にある。同じパワースペックを持ったアンプでも瞬時電流供給能力の違いにより、スピーカードライブ能力はまったく異なってくるが、本機はパワーアンプ回路や電源、給電ライン等を徹底的に見直し、従来の約3倍(同社SM-5比)の瞬時電流供給能力を実現している。さらに、フルバランス・モノブロック・パワーアンプを採用。パワーアンプの増幅回路をフルバランス構成のボルテージアンプ(電圧増幅回路)23dB/パワーバッファーアンプ(電力増幅回路)6dBの2アンプ構成とし、これにより強力な磁気回路を持ったスピーカーからの逆起電力による影響を最小限に抑えることが可能になった。(AVレビュー編集部)

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  • ブランドMARANTZ
  • 型番SC-7S1
  • 発売日4月下旬
  • 価格\700,000
【SPEC】●定格出力(20〜20kHz):1.7V(BALANCED)、1.7V(UNBALANCED) ●最大出力(20〜20kHz):13.5V(BALANCED)、13.5V(UNBALANCED) ●全高調波歪率(20〜20kHz):0.0015%(BALANCED)、0.003%(UNBALANCED) ●周波数特性(+0/-3dB):3~150kHz(BALANCED)、3~150kHz(UNBALANCED) ●入力感度/入力インピーダンス:420mV/20kΩ(BALANCED)、420mV/20kΩ(UNBALANCED) ●出力インピーダンス:220Ω(BALANCED)、220Ω(UNBALANCED) ●S/N(IHF-Aネットワーク):103dB(BALANCED)、105dB(UNBALANCED) ●チャンネルセパレーション(20kHz):100dB以上(BALANCED)、100dB以上(UNBALANCED) ●消費電力:18W ●外形寸法:459W×136H×441Dmm ●質量:21kg

  • ブランドMARANTZ
  • 型番MA-9S1
  • 発売日4月下旬
  • 価格\650,000
●定格出力(20〜20kHz):300W(8Ω負荷)、600W(4Ω負荷) ●全高調波歪率(20〜20kHz、8Ω):0.01% ●出力帯域幅(8Ω負荷、0.05%):5~55kHz ●周波数特性(1W、8Ω負荷):3~120kHz(+0-3dB) ●ダンピングファクター(20〜20kHz、8Ω):200 ●入力感度/入力インピーダンス:1.7V/20kΩ(BALANCED)、1.7V/20kΩ(BALANCED) ●S/N(IHF-Aネットワーク):120dB(BALANCED)、120dB(UNBALANCED) ●電圧増幅度:29dB(BALANCED)、29dB(UNBALANCED) ●消費電力:450W、1200W(4Ω定格出力時) ●外形寸法:459W×198H×451Dmm ●質量:35.8kg