新製品批評
Phile-web >> 製品批評 >> TDK 光ディスクの先進技術

 

今後、ますますの進化が予想されるBlu-rayディスク。その高い性能・記録容量により、用途は録画だけに止まらないのではないだろうか。

Blu-rayディスクの未来に広がる可能性を検証する。

 


CD〜DVD〜Blu-rayと同一サイズの12cm径ディスクで次第に記憶容量が増大、その結果用途は拡大されていくだろう。

Blu-rayは、TDKが開発に成功している100GBという記憶容量を考えると、現在、HDDが活躍している部分でのBlu-ray化も予想される。HDDは固定メモリーとしての性格が強いが、Blu-rayに置き換えればリムーバブルと固定型としての両面の運用が可能となり、各ジャンルに革新をもたらすことだろう。

ディスク・レコーダーでは、前述のようにBlu-ray/DVDハイブリット・レコーダーが実現すれば、ハイビジョン系ソースはBlu-rayディスク、NTSC系ではBlu-rayディスクを現在のHDDのように使いDVDとリンクする運用、また、巨大なNTSCソースのアーカイブとしての性格も生まれよう。そうなれば、TDKの高速化技術が活かされることであろう。

また、TDKの高速化技術、多層化技術は、より大容量化、高速化のニーズが高いパソコン部門でのBlu-ray導入の大きな原動力になると考えられる。又、ノートパソコンへのBlu-rayディスク導入にはスーパーハードコート技術によるカートリッジレス・タイプが重要なファクターとなるであろう。

いずれにせよ、Blu-rayディスクはDVDの後継ではなく、全てのディスクの運用範囲を拡大するために貢献することだろう。

 

▼現在発売中の TDK 録画用 書き換え型 ブルーレイディスク
BD-RE120N

発売中
(2003年6月12日発売)
\3500

製品の詳細
録画時間
・DRモード:HD記録時:約120分*
      SD記録時:約240分*
・HRモード:約180分
・SRモード:約360分
・LRモード::約720分

* DRモードでは、番組により
録画時間が異なる場合があります。