
CD〜DVD〜Blu-rayと同一サイズの12cm径ディスクで次第に記憶容量が増大、その結果用途は拡大されていくだろう。
Blu-rayは、TDKが開発に成功している100GBという記憶容量を考えると、現在、HDDが活躍している部分でのBlu-ray化も予想される。HDDは固定メモリーとしての性格が強いが、Blu-rayに置き換えればリムーバブルと固定型としての両面の運用が可能となり、各ジャンルに革新をもたらすことだろう。
ディスク・レコーダーでは、前述のようにBlu-ray/DVDハイブリット・レコーダーが実現すれば、ハイビジョン系ソースはBlu-rayディスク、NTSC系ではBlu-rayディスクを現在のHDDのように使いDVDとリンクする運用、また、巨大なNTSCソースのアーカイブとしての性格も生まれよう。そうなれば、TDKの高速化技術が活かされることであろう。
また、TDKの高速化技術、多層化技術は、より大容量化、高速化のニーズが高いパソコン部門でのBlu-ray導入の大きな原動力になると考えられる。又、ノートパソコンへのBlu-rayディスク導入にはスーパーハードコート技術によるカートリッジレス・タイプが重要なファクターとなるであろう。
いずれにせよ、Blu-rayディスクはDVDの後継ではなく、全てのディスクの運用範囲を拡大するために貢献することだろう。
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