
Blu-rayディスクもCDやDVDディスクと同じ1.2mm厚。しかし、内部の構造は大きく異なる。
CDでは1.2mm厚の透明基板にレーザー光線を通過させ読み取る形態、DVDでは2枚の0.6mm厚基板を貼り合わせデジタル情報層は1枚の基板の上面(貼り合わせ面付近)に置きその基板を透して読み取る。
Blu-rayディスクの記録・再生波長は405nmと極めて短く、CDやDVDディスクのように厚い基板を透して記録・再生すると精度が低下する。そこで、1.1mmの基板に0.1mmの透明なカバー層を設けデジタル情報層を置き、基板を背負うような形態となる。
デジタル情報を記録する記録層の構成は読み取り側から大きく分けて、保護層、記録層、保護層、反射層、の4層構造。保護層は大切な記録層や反射層を保護し、また放熱する効果もある。記録層は、基本的にCD-RWやDVD-RWと同じ金属系の素材〜相変化記録材を青紫色レーザーに対して最適化している。TDKのBD-RE120Nでは、23GBの大記録容量と36Mbpsの高転送レートを実現、高品位のBSデジタル・ハイビジョンで2時間以上収録が可能となる。
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