新製品批評
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 DVDレシーバーは映像を10ビット54MHzで処理。ビクター独自のデジタルダイレクトプログレッシブ回路により、動きの滑らかなプログレッシブ画像を再現する。またJPEG静止画再生に対応し、パソコンから入力したCD−Rなどを再生することが可能だ。またAACデコーダーの搭載によって、BSデジタルのサラウンド音声にも対応している。
 PD−42DT3にこのDDシアターシステムを加えてホームシアターとすると、実にスリムで場所を取らないセットができあがる。DDスピーカーは極めて指向性が広く、部屋のどの場所でも均一な音場感、臨場感が得られるから、家族で楽しむときにも非常に都合がいい。またサブウーファーの明確な再現性がシステムの音調を支え、DDスピーカーと滑らかなつながりを実現する。くせがなく透明感の高い音質だ。
 ダイレクトプログレッシブを搭載したDVDレシーバーの画質は、にじみのないきめ細かな質感で満たされている。汚れっぽさがなく、ディテールのクリアな再現性だ。絵と音の充実したスマートなシステムである。


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上はDVDレシーバー「RX-DV3」に搭載された1チップAVデコーダー。「RX-DV3」にはビクター独自のデジタルダイレクトプログレッシブが搭載され、動きのある映像をより滑らかに美しく再現する(左)

「SX-DW303」にはコーン紙にハニカム構造(アルミコア)を採用した、軽量で剛性の高い振動板による17cmウーファーが採用されている(中央)

  ビクターが独自に開発したDDスピーカーは、わずか1cm幅の高強度な特殊形状ポリイミド高分子材の振動板を2分割ボイスコイルで直接駆動するDD(ダイレクドドライブ)方式を採用。「SX-XD303」ではDDスピーカーのユニットをツイン駆動させ、従来の2倍の高耐入力とよりいっそうの臨場感を獲得した(右)