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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
R.シュトラウス：交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》、メタモルフォーゼン
パーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団 クラシック 無 DSD(2.8MHz)レーベル：SONY 配信サイト：mora
■山之内 正レビュー
ヤルヴィとNHK交響楽団によるR.シュトラウスの交響詩連続演奏をライヴ収録した第3弾のディスクである。今回はオルガンが加わる《ツァラトゥストラはかく語りき》と弦楽オーケストラのための《メタモルフォーゼン》という対照的な2作品を組み合わせ、シュトラウス作品の醍醐味が伝わりやすいプログラムとなった。今回の録音ではスケールの大きな空間表現と鮮烈な音色に磨きがかかり、特に大音量で再生するとこの演奏のダイナミックレンジの大きさに圧倒される。音響的な聴きどころは枚挙にいとまがないが、弱音部の音色の柔らかさと精妙なハーモニーを克明にとらえている点が2作品に共通しており、動と静の対比のうまさに舌を巻く。
総合点
9.5点
低域の伸び9.5点
高域の伸び9.4点
セパレーション9.4点
ディテール9.5点
透明感9.5点
空気感9.4点
質感9.4点
静寂感9.4点
残響
奥行き
音像
アタック
