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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
J.S.バッハ：ヴァイオリン・ソナタ集
ジョン・バット、ルーシー・ラッセル クラシック 無 FLAC Apple Lossless96kHz/32bit 192kHz/24bit
レーベル：Linn Records 配信サイト：Linn Records
■山之内正レビュー
Linn Recordsの室内楽録音は目の覚めるような鮮度の高さと温かみのある響きが両立し、演奏者たちと同じ空間で聴いているような臨場感が味わえることが特徴だ。クリティカル版によるシャープな演奏で知られるジョン・バットがチェンバロ伴奏を受け持ったこの録音も、その例外ではない。ラッセルのヴァイオリンとの音楽的な対話は終始テンションが緩まず、しかも表情は雄弁で繊細、ヴァイオリンの立体的な音像とあいまって、躍動感のある演奏を繰り広げる。いかにも教会録音という雰囲気ではなく、非常に鮮鋭感が高いことに注目しよう。
（FLAC 192kHz/24bitで試聴）
総合点
9.4点
低域の伸び9.3点
高域の伸び9.5点
セパレーション9.4点
ディテール9.4点
透明感9.5点
空気感9.4点
質感9.5点
静寂感9.4点
残響
奥行き
音像
アタック
