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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
C.P.E.バッハ:ヴュルテンベルクソナタ集
キース・ジャレット クラシック 無 FLAC96kHz/24bit
レーベル:ECM 配信サイト:e-onkyo music
■山之内 正レビュー
約30年前に自宅スタジオで録音していたというキース・ジャレットの未発表音源が発売された。ヨハン・セバスチャンではなくC.P.E.バッハの作品にピアノで取り組んでおり、声部ごとの音量の繊細なコントロールやスラーとスタッカートの鮮やかな対比など、ピアノならではの表現を積極的に試みている。チェンバロでの演奏経験もあるジャレットだからこそ、ピアノで演奏することの意味を発見したという本人の言葉には説得力がある。柔らかく広がる美しい余韻などECM録音の不変の魅力が現代に蘇る。1994年5月ニュージャージーのケイヴライトスタジオで録音。
(FLAC 96/24にて試聴)
総合点
9.2点
低域の伸び9.2点
高域の伸び9.2点
セパレーション9.2点
ディテール9.1点
透明感9.3点
空気感9.4点
質感9.4点
静寂感9.2点
残響
奥行き
音像
アタック