優秀録音ハイレゾ音源レビュー

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The Nothing

Korn ロック FLAC
96kHz/24bit
レーベル:Roadrunner Records 配信サイト:e-onkyo music

■高橋 敦レビュー
リードシンガー、ジョナサン・デイヴィス氏が奥様とお母様を亡くしてから制作されたアルバムということで、彼らの作品の中でも精神的に特に重苦しい一作。しかも近年の作品であるため、歌詞はもちろん、作曲、演奏、録音とあらゆる面でバンドの力量が極まっており、その重苦しさを見事に表現できている、できてしまっているというのがまた何とも。
ただそれはそれとして、音楽として、そしてオーディオの観点から受け止めれば、「これを十分に再生できるようにシステムを整えれば現代ラウド・ロック全般に余裕で対応できるはず」という試金石になり得るサウンドだ。特に低音側の表現はさすがの一言。バスドラムやベースの低音は、量感ではなく、適切なアタックから始まるクリアな音像によってその存在感を示す。そこにサブベース帯域の響きが伴うことで、モコモコしないタイトでタフなヘヴィネスが生み出されている。40Hz以下の成分がポイントになるのでスピーカーで再現するには大型スピーカーが必要。一般にはイヤホンやヘッドホンで味わうのが現実解になるか。
(FLAC 96/24にて試聴)

総合点 9.4
低域の伸び9.4点 高域の伸び9.3点 セパレーション9.3点 ディテール9.3点 透明感9.3点 空気感9.3点 質感9.3点 静寂感9.4点 残響 奥行き 音像 アタック