優秀録音ハイレゾ音源レビュー

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R.シュトラウス:アルプス交響曲

指揮:小泉和裕、名古屋フィルハーモニー交響楽団 クラシック FLAC WAV DSD(2.8MHz) DSD(11.2MHz)
192kHz/24bit 96kHz/24bit
レーベル:EXTON 配信サイト:e-onkyo music

■山之内 正レビュー
500回記念という特別なコンサートならではの高揚感あふれる演奏を鮮度の高い音でとらえた優秀録音である。編成が大きく複雑な構成の作品だけに細部と全体のバランスを確保するのは容易ではなさそうだが、この録音は緻密なディテールとスペクタクルな大音響が見事に両立しており、ダイナミックレンジにもまだまだ余裕が感じられる。大音圧で迫る打楽器が弦の細かい動きをマスクすることもなく、各楽器の関係を立体的に描き出していることに注目したい。DSD11.2MHzによるライヴ録音。
(DSD 11.2MHzにて試聴)

総合点 9.5
低域の伸び9.4点 高域の伸び9.5点 セパレーション9.4点 ディテール9.5点 透明感9.4点 空気感9.5点 質感9.4点 静寂感9.3点 残響 奥行き 音像 アタック