優秀録音ハイレゾ音源レビュー

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ブルックナー:交響曲第2番

指揮:クリスティアン・ティーレマン、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 クラシック FLAC
96kHz/24bit
レーベル:Sony Classical 配信サイト:e-onkyo music

■山之内 正レビュー
ティーレマンとウィーンフィルのブルックナーシリーズ第4弾として交響曲第2番が登場した。ORFとユニテルにソニークラシカルが加わったチームの録音は2019年収録の第2番が起点なので、すでにリリースされた第8番や第4番よりもこの曲の方が演奏時期は早いことになる。とはいえ作品の解釈をオーケストラと完全に共有していることは録音からも明らかで、細部と全体の一貫性のある演奏を展開。息の長いクレッシェンドや重厚で力強いハーモニーは聴き応え十分。弱音でもヴァイオリンが埋没せず、内声の楽器群も細部まで明瞭に浮かび上がる。
(FLAC 96/24にて試聴)

総合点 9.2
低域の伸び9.3点 高域の伸び9.1点 セパレーション9.2点 ディテール9.2点 透明感9.1点 空気感9.3点 質感9.2点 静寂感9.2点 残響 奥行き 音像 アタック