決して侮ってはいけない。Eye-Trekは高画質・高音質だぞ。まずなんと言っても、ワイド画面対応であるということが嬉しい。いくら高画質でも、4:3では映画を楽しむには不十分だ。ハリウッド映画はやっぱり16:9のワイド画面で見たいからね。画質は決して「簡易型」再生機というレベルではなく、画面の隅々までシャープで鮮やかに再現する本格派だ。62型の画面が2メートル前方に見えるような設計だが、スクリーンというよりは大型のプラズマ・ディスプレイを見ているような感覚に近いかもしれない。くっきり鮮やかな画質を好む人なら不満はないだろう。かなり緻密な表現である。自分がどちらを向いても画面が正面にあるというのは、独特な感覚。映画に集中するためには理想的な環境だと言える。

サウンドはバーチャル・サラウンド機能のSRSによって立体的に再現されるので、ヘッドホン的な閉塞感はない。ホンモノの5.1cnに近い空間的な広がりを感じられるので、迫力の音響を体感できる。



今回はパイオニアDV-S525と接続して視聴を行った。S端子とRCAに対応した接続ケーブルが同梱されており、どんなプレーヤーにも柔軟に対応できる
接続もあらゆるものに対応している。据置型DVDプレーヤーとの接続は付属のケーブルで行うが、音声はLとRふたつののRCAプラグ、映像は同軸端子とS端子の両方に対応している。ポータブル機とダイレクトに接続することもでき、別売のオプションケーブルが用意されている。これを使うと電源もDVDプレーヤー側から供給されるので、接続がすっきりとシンプルになる。さらにすごいのが、DVD普及の決定打となった「プレイステーション2」との接続を1本のケーブルですっきりとできること。ゲームに集中するのにEye-Trek以上にふさわしいものがあるだろうか!? 

なお、画質調整、画面サイズ選択、音量調整などはオンスクリーン、つまりEye-Trekの画面上で行い、コントラストや輝度、色合いや色の濃さ、トーンコントロールやサラウンド効果・高音/低音の調整など、細かい設定が可能になっている。


 
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