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■DVD録画「クオリティ編」 Q&A集
<Q>ゴーストを含む放送を記録するとどうなるか?

ゴーストはノイズ。当然画質は悪くなる

ゴーストはノイズである。これを含んだ映像を記録すると、実画像の記録レートが下がって画質が低下する。DVDレコーダーで除去できなければ、GRTを塔載したビデオデッキを利用して記録すると、好結果が生まれるかもしれない

DVD録画の画質・音質を追求するには、いくつかのアプローチがある。記録レートを可能な限り高めに設定することは基本中の基本だが、もうひとつ重要なのが、入力ソースのクオリティを高めることだ。外部接続のビデオやLDプレーヤーからダビングする場合は、再生機器側のクオリティが結果を大きく左右する。エアチェックの場合は、アンテナをしっかり調整するなどして、受信画像のクオリティを十分に確保することがポイントだ。
 
地上波のエアチェックでは、ゴーストという大敵が存在する。影のようにずれた像が右側にいくつも現れる通常のマルチゴーストのほか、ケーブルテレビ受信環境では左側に現れるゴーストもある。

ゴースト自体は気にならないケースでも、色相が僅かに変化するなど、画質が劣化している場合も少なくない。また、普通に見ている時はそれほど気にならない弱いゴーストでも、録画映像で見ると気になることがあるし、特に、録り直しのきかないDVD-Rに記録する場合は、ゴーストまみれの映像を残すのは、気持ちのいいものではない。一部メーカーでゴーストリダクションチューナーが装備されたモデルがあるが、今後、この動きは他メーカーにも広がっていくものと思われる。