今回は東芝のレコーダー「RD-A301」を使った実機テストをご紹介しよう。CES2008開催前後から様々な話題が飛び交っているHD DVDだが、今回は飽くまで“新製品のレビュー”ということで、本機のHD Recの使い勝手を中心にテストしてみた。
RD-A301の機能でもっとも注目したいのが、DVDにもハイビジョン番組をそのままの解像度で録画できる「HD Rec」だ。ハイビジョンの解像度を損なわずに効率よく映像を圧縮することでHD DVDへの長時間録画、DVDへのハイビジョン録画を可能にした。この機能の詳細ついては、以前Phile-webニュースのコラムとして取り上げたこともあるので(
関連記事)、そちらをご一読いただきたい。
今回HD Recの使い勝手を中心に検証した。まず気になるのが画質だろう。今回アースソフトのハイビジョンキャプチャーボード「
PV4」を入手し、極力リアルな画面でテスト画像の紹介ができるよう試みた。
キャプチャーは静止画ではなく、動画の状態で行ったものだ。テストには「NKH hi」チャンネルのハイビジョン放送『日本の名峰』を本機でW録画して、一つは「TSモード」で、もう一つはHD Recの「TSE SPモード(15Mbps)」を使ってDVD-Rに記録した。それぞれを再生し、PV4を使い1080iの解像度でキャプチャーを行った。掲載した画像はページ作成の都合上、ビットマップ形式でキャプチャーされたイメージをJPEGに変換してるので、画質については参考程度で比較していただきたい。
テスト画像でTS録画とHD Recを比べると、ほとんどその違いは見つけられなかった。再生中の映像を見比べると若干だがHD Recのほうが輪郭が甘くなることがあるが、注意しない限りはわからないというのが筆者のインプレッションだ。
それよりも気になったのがHDDの容量だ。RD-A301はHD Recでのリアルタイム録画が行えない。TSモードでの録画後にダビング(ムーブ)時に再エンコードして、HD Recのモードで保存することになる。RD-A301は300GBのHDDを搭載しているが、HD Recでの利用を考えた場合、最初は必ずTSモードで録画することになる。だがご存じの通り、TSモードはデータ容量が多いので、300GBのHDDはすぐにいっぱいになってしまう。TSの容量はDVD画質の5倍が目安なので、TSでの300GBはアナログレコーダーの感覚だと60GB程度の容量になる。筆者が年末年始の特番をせっせと録画したところ、七草を迎える前には容量はパンクしてしまった。
今後バージョンアップでHD Recのリアルタイムエンコードに対応する予定ということなので、ヘビーユーザーはそちらを待ってから購入すると良いかもしれない。次回はDVDへのTS録画をテストする。
−次号の掲載は1月29日(火)を予定しています。どうぞお楽しみに!−