エッあの人も、ホームシアターをやっていた!?
宮下あきら(漫画家)

担当編集者からの裏話


大橋本誌編集長とロック談義を応酬する宮下さん(右)

お粗末ながら、宮下あきら先生のお名前を存じませんでした。昭和31年生まれの私にとって、なじみ深い漫画家といえば、赤塚不二夫先生、水木しげる先生、ちばてつや先生、それに手塚治虫先生やつげ義春氏といった方々。ところが、編集部の若手(といっても、三十年配だが…。)で週刊少年ジャンプ連載の『魁!!男塾』を読まなかった者など一人もいない。「御見それいたしました。」と頭を垂れて取材にうかがった次第。私より2歳年上の先生は、なんと元プロミュージシャン。ニューロックにどっぷりつかった世代同士で、開演前にジャムっているのが聞こえてワクワクさせたレッドツェッペリンの待望の初来日公演から、EL&Pの後楽園球場コンサートの演奏開始時刻が3時間も遅れたホントの理由から、ロックが男の音楽だった時代の話に花が咲きました。以来、すっかり、ロック脳になっています。