製品情報

製品データベース

TOP > プロジェクター > SXRDプロジェクター

VPL-VW50

SONY
VPL-VW50

¥700,000(税抜)

発売:2006年10月20日
AMAZONで検索

「SXRD」0.61型フルHDパネル搭載の中級プロジェクター

ビジュアルグランプリ2007 ≪銀賞≫受賞モデル

ビジュアルグランプリ2007 SUMMER ≪反射型液晶プロジェクター(D-ILA、SXRD)部門≫受賞モデル

【SPEC】●パネル:0.61型SXRD ●光源用ランプ:200W 高圧水銀ランプ ●レンズ:1.8倍ズームレンズ(電動)f18.7〜33.7mm/F2.54〜3.53 ●投射サイズ:40〜300型 ●輝度:最大900ルーメン ●コントラスト比:15,000対1 ●映像入力:コンポジット映像×1、S映像×1、コンポーネント×1、D-sub 15ピン×1、HDMI×1 ●ファンノイズ:約22dB ●消費電力:最大300W ●外形寸法:395W×174H×471Dmm ●質量:約11kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

本機VPL-VW50はVPL-VW10HTの真の再来というべきフルハイビジョンプロジェクターである。価格は驚くことに735,000円、7年を経てVPL-VW10HT(645,000円)とほぼ同等である。

心臓部となるSXRDパネルはVPL-VW100のものを引き継いでいる。レンズは12群16枚のガラス製ARC-F、全体の機構はランプと光学系を直列に配置するQUALIA 004以来のレイアウトを踏襲した。ただし、吸排気の流れはVW100の前面吸気・背面排気から前面吸排気へ変わったほか、光源はピュアキセノンから200W UHPに換装した。映像回路DRCも省略された。

今回本機が最も前作から進歩したのは4つのモードに分化した“アドバンスドアイリス2”である。「Auto 1」はVW100のオートアイリスと同じ動作を行い、「Auto 2」は絞りの動きを減らした。「マニュアル」では入力信号を問わず、100段階から選択した設定値に変更できる。コントラスト値は最高15,000対1、明るさは900lmでVW100に比べ明るい方へシフトする設定になっている。

視聴室でBlu-ray DiscとDVDで確認した本機の特長は明るく力強いこと。VW100と比較視聴すると、ソフトによっては本機の明るく張りのあるハイコントラストな画の方に軍配が上がる。ソニーの直視型テレビの画作りが好きなユーザーに好まれるかもしれない。VPL-VW10HTの真の再来にして、ホームシアターの次なる主役にいま一番近い位置にあるのがこのVPL-VW50である。

(大橋伸太郎/「AVレビュー(2006年10月号)」より転載)