新製品批評
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映画の色調整システムと同様、映像の各色を独立して3次元(彩度・色相・明度)で調整できる色補正技術
TH-AE700の画作りに直接かかわった、ハリウッドのトップカラーリスト、デビッド・バーンスタイン氏。映画フィルムからDVDに落とし込む工程で、画質を決めるプロ中のプロ。ハリウッドのトップカラーリストの尊称である「ゴールデンアイ」の一人

AE700にはもうひとつ大きなエポックがある。それは「シネマカラーマネージメント」と名付けたカラー調整システムである。

これはプロが映画のテレシネやフィルム変換で用いているカラーコレクターに準じるようなものであり、画面上の特定色を指定して、その彩度、色相、明度を調整する回路機能である。AE700の場合、従来のカラー調整機能をオンスクリーンで使いやすくしたのみならず、明度方向も調整可能にした3次元調整が新しい。色は濃さや色あいだけでは思うように調整できず、明るさが重要なファクターになる。それを置き去りにしなかった技術陣の見識を評価する。

以上、AE700の新機軸のみに焦点を絞って紹介した。ダイナミックアイリスの導入によって透過型液晶プロジェクターはひとつの大きな関門を突破したと思う。次はそれを磨いて完璧なものに仕上げていく努力が求められる。それには今にも増してたくさんの映像を見るしかないだろう。及ばずながら私もサポートしたい。