新製品批評


 ダクタイル鋳鉄の特長を有効に利用

 ダクタイル(DUCTILE)鋳鉄の優秀さはオーディオ誌などに詳しい。専門的には「球状黒鉛鋳鉄」といい、組成的に球状の黒鉛を含む。従って通常のネズミ鋳鉄よりも強度に勝り、ウーファーの内圧にもビクともしない優れたマテリアルなのだ。1500度の鉄を流し込んで作られたエンクロージャーはリジッドそのもの。内部にはクロスリブや微妙な凹凸模様も設け、なおかつフロント面を絞ったトラピゾイド仕上げなど、音響的な工夫は最先端モデルに相応しいものだ。
 
 キャストロンのラインナップ

 そしてユニットである。カーボン混入のPPコーン/13センチロングストロークウーファーおよびハイブリッドのシルクドームツイーターは、いずれも「マーキュリースピーカー」製のスペシャル品だが、このブランドも実は国内ベンチャーである。元エレクトロボイスおよび元ダイヤトーンのエンジニアが興した、福島の企業である。ネット上での両者の出会いがキャスロンMk1を生み出すこととなったという開発ストーリーは、いかにも今流ではないか。

ダクタイル鋳鉄一体成形エンクロージャー
Mk1
SR1

 さて、キャストロンにはほかにもダクタイル鋳鉄のよさを生かしたオーディオ製品がある。コアキシャル2ウエイのSR1。アクセサリーでは小モノで砲弾型のインシュレーターやアナログディスク用のスタビライザー。さらにスピーカースタンドであるが、私はこのスタンドに大注目する。レポートは次項で!

専用
スピーカースタンド
インシュレーター
ディスク
スタビライザー
CSS-560
CI-60
ADS730



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