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■DVD録画「基礎編」 Q&A集
<Q>記録するソースに制限はあるのか?

1回限り録画可能な放送に注意!

DVDレコーダーは、記録方式はデジタルだが、基本的にアナログ入力を対象にしたデジタル録画機である。そのため、D-VHSのように、BSデジタル放送をデジタル信号のままi.LINK経由で録画することはできない。デジタルハイビジョン信号は、いったんNTSC信号に変換してアナログで入力することで、標準画質での録画ができる。デジタル入出力が可能な唯一の例外は、DV信号のデジタル記録機能である。パイオニアのDVR-99H/77H/55など、DV入力を積んだDVDレコーダーは、MPEG2信号に変換した上でデジタル記録を行う機能を積んでいる。
 
外部入力のアナログ信号を、すべて録画できるわけではない。有料のBSデジタル放送、CSデジタル放送などでコピー禁止信号が入っている番組は、ディスクの種類や録画モードに関わらず、DVDレコーダーでの記録はできない。また、同じく有料放送の一部番組で1回のみ記録可能なコピーワンス・プログラムの場合は、CPRMに対応したDVD-RW、DVD-RAMへの記録はできるが、DVD-Rへは制限される仕組みになっている。この場合、書き換え型は一時保存メディア、DVD-Rは永続的な保存メディアとみなされるため、異なるルールが適用されるわけだ。

放送とDVDメディアの関係
DVD-R
DVD-RW
DVD-RAM
(ビデオモード) (ビデオモード) (VRモード) (VRモード)
地上波(制限なし)
BSデジタル コピー禁止 放送
×
×
×
×
1回限り録画可能な放送
×
×
通常放送
BSアナログ(制限なし)
CSデジタル コピー禁止 放送
×
×
×
×
通常放送

◎は録画フリー、○はアナログ信号に変換すれば録画可能、△はアナログ信号に変換して、なおかつ1回限り録画可能、×は録画不可。△はCPRM対応のディスクではないと録画できない