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DVR-555H

PIONEER
DVR-555H

\OPEN(予想実売価格80,000円前後)

発売:2005年6月上旬
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世界で初めてDVD-R for DL規格準拠の片面2層DVD-R DLディスクに対応

ビジュアルグランプリ2005SUMMER ≪銀賞≫受賞モデル

ビジュアルグランプリ2006 ≪デジタルレコーダー部門≫受賞モデル

【SPEC】
●HDD容量:250GB ●録画可能ディスク:HDD、DVD-R、DVD-RW、2層DVD-R(ビデオモード) ●HDD録画時間:XP+/36時間、XP/約53時間、SP/約106時間、LP/約212時間、EP/約319時間、SLP/約425時間、SEP/約532時間、MN/約36〜約711時間(34ステップ) ●DVD-R/RW録画時間:片面4.7GBディスク→XP/約1時間、SP/約2時間、LP/約4時間、EP/約6時間、SLP/約8時間、SEP/約10時間、MN/約1〜約13時間(33ステップ)、2層DVD-Rディスク→XP/約1.8時間、SP/約3.5時間、LP/約7.1時間、EP/約10.7時間、SLP/約14.3時間、SEP/約17.9時間、MN/約1.8〜約24時間(33ステップ) ●受信チャンネル:VHF→1〜12ch、UHF→13〜62ch、CATV→C13〜C63ch ●入力端子:ビデオ3、Sビデオ3、アナログ音声(2ch)3、DV入力1 ●出力端子:ビデオ2、Sビデオ2、D2端子1、アナログ音声(2ch)2、光デジタル音声1 ●入出力端子:USB端子 ●消費電力:40W ●外形寸法:420W×59H×273Dmm ●質量:4.1kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

世界初の2層DVD-R記録対応レコーダー

本機に搭載された機能として注目されるのが、DVDドライブの片面2層DVD-Rへの対応だ。これは、PC用のDVDドライブも含めて非常に早い対応で、DVDレコーダーでは唯一の採用となる。また、DVD-Rは12倍速書き込み、DVD-Rは6倍速に対応した。
 
以前より力の入れられているEPGにも更に手が加えられている。パイオニアDVDレコーダーのEPGと言えば、キーワード検索を行う際に表記揺れや連想キーワード、グループのメンバーなどを含めた検索が可能な「気がきく!録画辞典」の搭載が大きな特徴。加えて今回のモデルでは「おまかせ検索」機能も追加された。これは、ジャンル検索に似た機能であり、よく使いそうな検索を予め登録したものである。例えば「ランキング」で検索すれば歌のランキング番組やバラエティ番組などのランキングが含まれる番組を上手く検索できる。また「新番組検索」は文字通りドラマなど新番組のみをチェックでき、誰もが欲しかった機能を搭載してきたと言える。
 
ソフトウェア全体のデザインも大きく変更された。これは、東京大学先進科学技術研究センターとの共同開発によるもので、より初心者でも使いやすいデザインとなっている。実際に使ってみた限りでは、タイトル一覧は並び替えなどにも対応して番組を探しやすくなったほか、ダビング機能も流れに従って変更していく方式となり迷いにくくなった印象だ。また画面上から呼び出せる「気がきく!ナビ」というヘルプ機能が追加されたのも親切だ。
 
画質面では、従来上位モデルのみに搭載されていた「DianaCircuit」を全機種に搭載。更に録画時の情報を利用して高画質でレート変換ダビングを行う「2パスプロダビング」機能も追加された。ゴーストリダクションチューナーも搭載している。
 
もう一つ注目したいのが、マニュアルレートのMN12以上がフルD1の解像度に変更され、DVDビデオ互換を維持しながら高画質を実現した点だ。実際に映画を録画したソースを視聴したところ、たしかに長時間モードでありながら締まりのある解像感を実現しており、動きの激しいシーンでも破綻を上手く避けていること。このMN12の設定はLPモードとSPモードの中間に当たる設定で、先に挙げた片面2層DVD-Rと組み合わせることで1枚のディスクに約6時間の高画質・長時間録画が可能となる。3倍モードで録画したVHSビデオからのコンバートにも使いやすそうだ。
 
DVDレコーダー以外としての機能以外にも、音楽CDから曲を保存する音楽取り込み機能に搭載。USB端子を通してデジカメ写真を取り込んでプリンタからPictBrige対応プリンタで印刷する機能も追加されている。

(text:折原一也)