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VSA-C502-S

PIONEER
VSA-C502-S

¥62,000(税抜)

発売:2004年9月中旬
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高さ70mmの自動音場補正搭載AVアンプ

【SPEC】
●実用最大出力:100W×6(JEITA、6Ω) ●入力端子:光デジタル3、同軸デジタル1、ビデオ5、Sビデオ4、D4端子2 ●出力端子:プリアウト1(サブウーファー)、音声1、ビデオ2、Sビデオ1、D4端子1 ●その他端子:SR入出力1(SR+対応) ●外形寸法:420W×70H×383Dmm ●質量:6.7kg ●消費電力:210W (待機時消費電力 0.3W)

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

スリムなボディと機能、音質の高さを両立した

まるで満艦飾のように入出力端子が散りばめられた大型のAVアンプのマーケットに、スリムなタイプが新鮮味を出してきている。ディスプレイもプラズマや液晶などのフラットテレビに人気が集中し、しかもDVDプレーヤーはかなりスリムなタイプが主流であり、急速に普及が進むDVDレコーダーも新機種ごとに薄さを競い合っている。

従来のAVアンプは、あらゆる入出力に対応することが暗黙の了解のごとく存在し、それがために回路の集積化が進んでアンプ内部はコンパクトにまとめられるのに、ボディサイズは大きいままという状況だった。しかし、生活空間に於けるインテリア性という側面が重要視され、さらにシンプルさを求める消費性向が強くなった結果、必然的に余分なものはいらないという意識が芽生えてきた。

VSA-C502は、スタイリッシュAVアンプとして人気の高かったC501の後継機だ。スピーカーシステムのサイズ判定、相互距離補正、音圧レベル補正などを自動的に行い、マルチチャンネル再生に相応しい音場設定ができる“オートMCACC”の搭載。実用最大出力100Wのパワーアンプを6ch分内蔵。DVDオーディオやSACDなどのマルチチャンネルオーディオに対応した5.1ch入力、D端子など必要十分なAV入出力端子の装備など。さらに2ch及び5.1ch音声を6.1ch再生できる最新のサラウンドデコーダー“ドルビープロロジックIIx”も搭載。

音楽CDでの試聴では、ボーカルの張り出しもクッキリと、低域リズムのタイトさ、高域の自然な伸びが得られ、DVDでは優れたセパレーションで包囲感を演出し、映画ソフトの迫力や細やかな情景描写も実感できた。

70mmという薄さは置き場所を確保するのに実に都合が良い。フロントパネルの傾斜部にサラウンド等の表示がインジケートされるのは有りがたいが、スピーカー端子は細いケーブルにしか対応しないので注意が必要だ。

(麻野勉)