製品情報
PIONEER
VSX-AX3i
¥130,000(税抜)
【SPEC】●実用最大出力:160W×7 ●定格出力:100W+100W ●周波数特性:5Hz〜100kHz ●S/N比:103dB ●入力端子:デジタル音声(同軸×2、光×3)、アナログ音声×2、マルチチャンネル5.1ch×1、i.Link(入出力兼)×2、コンポジット映像×5、S映像×5、コンポーネント映像×2 ●出力端子:プリアウト×1、光デジタル×1、アナログ音声×1、コンポジット映像×3、S映像×2、コンポーネント映像×1、スピーカー×2 ●その他端子:SR入出力×1、12V トリガー×1、IR入出力×1、RS-232C×1 ●消費電力:350W ●外形寸法:420W×465H×173D ●質量15.6kg
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
i.LINK、オートMCACCの2枚看板は強力
パイオニアにはフラグシップ機のVSA-AX10Aiとその下にVSA-AX5iというラインナップがあるが、その直下をカバーするモデルがなかった。そこで10Aiのあらゆる資産をごっそりと引き継ぐ中堅のエースとして投入したのが本機である。「i」はもちろんi.LINKへの対応を表す。アドバンスド・レゾリューション・デジタル・オーディオ・インターフェースをこの価格帯にて初採用。さらに補正機能をもつオートMCACCとの2枚看板は強力だ。高効率なA.D.E MOS FETを全7chに搭載し、あらゆる最新フォーマットをハイクオリティに再生する。
ミドルクラス初のi.LINK対応が何といっても本機の目玉であろう。これで一気にSACDやDVDオーディオのインターフェースが楽になり(ケーブル1本でOK)、マルチチャンネルの敷居を低くした功績は大きい。あとはオートMCACCだが、いい加減にセットアップしたのと本機の精密な実測&調整能力とでは「これが同じシステムだろうか」という雲泥の差がある。
その音調は新鮮である。少し前なら20万円以上の製品の音が再現されている。180MIPSのモトローラDSPによる恐ろしいほどの分解能とダイレクトエナジーMOSのぎっしりとした密度感がクラスを越え、抜きん出た再現力を提示するのだ。音場のスケールはこよなく雄大、かつ四方八方隙間がないほど情報に溢れる。「王の帰還」の滅びの山からラストにかけてのシーンでは、天地が裂けるほどの大音量と地殻に届くほどのLFEの効果をゆるぎなく再現してみごとだ。セリフやME(ミュージックエフェクト)もしっかりと厚みをもち、スクリーン映像に気持ちよくシンクロする。
(林正儀)
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