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DHR-770SD

DENON
DHR-770SD

¥125,000(税抜)

発売:2003年11月中旬
このモデルは生産を完了しています
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デノンブランド初のDVDレコーダー

【SPEC】
●受信チャンネル:VHF 1-12ch、UHF13-62ch、CATV C13-C63 ●内蔵ハードディスク:80GB ●録画可能ディスク:DVD-RAM/-R ●再生可能なディスク:DVD-RAM/-R、DVD-VIDEO、DVD-AUDIO、CD-DA、VCD、CD-R/RW ●入出力端子:ビデオ入力×3(うち前面1)/出力×2、Sビデオ入力×3(うち前面1)/出力×2、D1/D2映像出力×1、アナログ音声2ch入力×3(うち前面1)/出力×2、光デジタル音声出力×1系統 ●消費電力:約30W ●最大外形寸法:434W×80H×295Dmm ●質量:4.9kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

映像に本格的に取り組む、デノンが放つ第1弾機

同社のDVDプレーヤー、AVアンプの人気シリーズである770SDシリーズとの組み合わせを想定した、多機能なハイブリッド型DVDレコーダーである。すっきりした外観は、同シリーズと調和するように工夫されている。デノンとしては初めてのカテゴリーだが、映像機器にも意欲的な姿勢を見せており、今後の展開も楽しみだ。

内蔵するハードディスク容量は80GBと標準的なもので、SPモードで約34時間の録画に対応。DVD-RAMへの高速ダビング機能のほか、DVD-Rへのダビングにも高速モードを用意した。最速ではないが、画質劣化のないダビングが利用でき、実用的な価値が高い。なお、ダビング中は放送受信も含めて他の操作は一切受け付けない。

EPG機能やネットワーク機能は積んでいないが、予約機能はなかなか充実している。定時番組を自動的に上書き録画していくオートリニューアル録画は、見終えた番組の消去の手間がかからず、利便性が高い。番組の長さに合わせて録画時間を分単位で設定するモードは、ディスクをぴったり使い切りたいときに役に立つ。この機能はハードディスクへの録画時にも利用できるので、ダビングを想定した録画でも積極的に活用したい。内蔵チューナーは残念ながら地上波のみで、アナログBSチューナーは搭載していない。再生メディアはビデオCDやMP3ディスクまで対応し、実に広範囲だが、特筆すべきはDVDオーディオに対応していることだろう。アナログマルチチャンネル出力がないためステレオ再生に限られるが、高品位ディスクならではの高音質は大きな魅力である。

(text:山之内 正)