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AV-S77

YAMAHA
AV-S77

¥53,000(税抜)

発売:2001年9月15日
このモデルは生産を完了しています
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臨場感豊かな再生力
手軽に楽しめる完結型システム

ビジュアルグランプリ2002 ≪かんたんホームシアターシステム部門トップ賞≫受賞モデル

【SPEC】
<アンプ部>●実用最大出力:フロントスピーカー : 30W+30W、リアスピーカー : 30W+30W、スーパーウーファー : 50W
<センターユニット>●オーディオ入力:5系統(光デジタル2、アナログ3) ●オーディオ出力:2系統(アナログ1、ヘッドフォン)
<内蔵スピーカーユニット>●形式:バスレフ型 ●スピーカーユニット:8cmコーン×2、防磁型 ●許容入力:30W ●インピーダンス:6Ω ●再生周波数帯域:120Hz 〜 20kHz ●外形寸法(幅×高さ×奥行き):600 (W)×110 (H)×220 (D) mm ●質量:5.0kg
<リアスピーカー>●形式:密閉型●スピーカーユニット:8cmコーン、防磁型 ●許容入力:30W ●インピーダンス:6Ω ●再生周波数帯域:140Hz 〜 20kHz ●外形寸法(幅×高さ×奥行き):100 (W)×140 (H)×112 (D) mm ●質量:0.8kg
<スーパーウーファー>●形式:アドバンスド ヤマハ アクティブ サーボ テクノロジー方式 ●スピーカーユニット:16cmコーン、防磁型 ●再生周波数帯域:30Hz 〜 200Hz
 ●外形寸法(幅×高さ×奥行き):176 (W)×405 (H)×433 (D) mm ●質量:11.0kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

DVD、CDともに劇的な音場空間を創り出す

昨年発売されたシネマステーションS77は、AVアンプとスピーカーを揃えた「ホームシアターサウンドシステム」だ。S70の後継だが、今回のものはより充実した一体型システムになっている。前機種のS70は、センターユニットとサブフーファー+リアスピーカーのそれぞれが単品としても販売されていたのだが、S77は完全にシステム化され、全てのパワーアンプはサブウーファー部に内蔵されるようになった。つまりセンターユニットにはAC電源もパワーアンプも内蔵されず、奥行きが小さくなり軽量になったので使いやすい。

フロントスピーカーは8cm径のフルレンジ2個で構成。ファントムセンター方式である。リアスピーカーも8cm径。サブウーファーは16cm径。音声デコーダーにはYSS918(S70はYSS908)を使用。これによってDTSに対応し、ヘッドホン用のヴァーチャルサラウンド機能である「サイレントシアター」も搭載されるようになった。シネマDSP、ハイファイDSPも強化されている。

その音だが、CDの鮮度とバランスの良さが印象深い。音楽のフレージングをよく再構築する表現力があるのだ。映画にしても、余韻の質感が全チャンネルで揃っているので、密度の濃い表現もよくこなす。ダイナミックレンジは少々圧縮されているのだが、サブウーファーの設置を工夫し、シネマDSPを働かせると、それがむしろ劇的な音場空間を容易に出現させることになる。

(text:吉田伊織)