製品情報

製品データベース

TOP > ビデオカメラ/関連機器 > HDDムービー

GZ-HD620

GZ-HD620 (Everio)

¥OPEN(予想実売価格110,000円前後)

発売:2009年12月中旬

コンパクトでスタイリッシュな、女性ユーザーへアピールする外観デザイン

【SPEC】●動画記録方式:MPEG-4 AVC/H.264 ●音声:Dolby Digital 2ch ●撮像素子:総画素数332万画素1/4.1 型CMOSセンサー(有効画素数:動画116〜138万画素/静止画116〜138万画素) ●レンズ:光学30倍 コニカミノルタHDレンズ ●最低被写体照度:4ルクス ●液晶モニター:2.7型(12.3万ドット) ●記録メディア:内蔵120GB HDD、マイクロSDHC/マイクロSDカード ●入出力端子:USB(ミニ)、HDMI出力(ミニ、CEC対応)、コンポーネント出力、AV出力 ●消費電力:3.3W(XPモード時) ●外形寸法:53W×63H×115Dmm(撮影時) ●質量:約310g(撮影時)

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

画質もハンドリング性も向上したスタイリッシュ系“Everio”

GZ-HD620はHD320/HD300の後継機となるモデルで、ハードディスク搭載型のフルハイビジョンカメラ。HDD容量こそHD320と同じ120GBだが、それ以外の部分では大きく進化している。

まず、コニカミノルタ製レンズによる光学ズームは20倍から30倍に大きくパワーアップし、動作はスムーズで画質も素直だ。CMOSセンサーは305万画素から332万画素へ強化しているが、24Mbpsの映像を受け止める映像処理エンジンはHDギガブリッドPremiumIIへと進化し、映像がよりなめらかになった。記録メディアは内蔵ハードディスクに加え、マイクロSDHD/マイクロSDカード(クラス4以上対応)にも対応し、動画も静止画も、どちらのメディアにも記録できるのが便利。

大きな進化としては、裏面照射技術搭載センサーによって、薄暗い場所の撮影でノイズが減少したこと。そして、手ぶれ補正がアクティブモードに対応したことが挙げられる。アクティブモードは広角での歩きながらの撮影や、動き回る子供を追いかけながら撮影するような場合に有効で、ブレを抑えたスムーズな映像が得られる。また、顔検出機能も16人に対応するなどトップクラス。

メニュー操作環境としては液晶パネルの横に、触ると光るレーザータッチオペレーションを継承。従来機種は指の動きに対してやや過敏に反応していた気がするが、よりマイルドになって操作しやすくなった印象だ。手振れ補正モードの切り替えもこのレーザータッチオペレーションをボタン代わりに行う。着脱式グリップベルトはストラップとしても使えて便利だが、今回のモデルからは「グリップベルト」として使う際、本体にロックして取り付けられるようになったことを知っておきたい。

液晶モニターの開閉で電源が自動オンオフできるのは便利で、高速起動モードを使えば、開いてすぐに撮影できてシャッターチャンスにも強い。機能強化に加え、外観もよりスタイリッシュになり、アクセサリ的に目を楽しませてくれるビデオカメラだ。

(text:一条真人)